鍋にたくさんの練り物とお出汁を入れてグツグツ煮るだけ! 美味しくて簡単なおでんは冬のイメージですが、我が家では夫も子どもも練り物大好きということで、季節問わず作る定番料理です。
今年ももう何回目かのおでんの日。いつも通りおでんの具材を買いに行こうと思ったら少し前に見かけたツイッターの投稿を思い出しました。
紀文【公式】ツイート:
「おでんの〆として、おでんの汁で煮込んだ豆腐をのせた「とうめし」が最高に美味しいこと知ってます?」
「とうめし」って…?
このツイートを投稿した紀文【公式】によると、とうめしとは、おでんの汁がたっぷり染み込んだ木綿豆腐一丁を、そのままご飯の上にどどーーーーんと乗せたもののこと!
インパクト強すぎな「とうめし」、一度見たら忘れられそうにありません。
「とうめし」とはどんな料理なのでしょう。紀文【公式】の担当者に今回のツイートについてうかがいました。
__「とうめし」の投稿にとても驚きました。「とうめし」を初めて知ったのですが、ツイートに至る経緯などを教えてください。
紀文【公式】:
「弊社HPの『おでん教室』で詳しく公開しているのですが、おでんに入れる種物のバリエーションの幅が広いことと、地域性があることをお伝えして、おでんを楽しく召し上がっていただきたい思いで投稿いたしました」
紀文食品のHPを覗いてみると確かに「おでん教室」のページが。おでんの具と地域性について、一つ一つ詳しく紹介されています。
魚介類やさつま類、野菜類など15種類の項目の中に138品もの種ものについて紹介されていて読み応え十分。おでんの具材を買いに行く前にチェックしてみるのも面白そうです。
そしてお目当ての「とうめし」は大豆加工品の中で紹介されていました。
紀文公式HPより一部抜粋:
「おでん専門店には「とうめし」という名前の白飯の上によく味のしみた豆腐をのせた〆のメニューがある。」
紹介文の最後には、豆腐、焼き豆腐の地域分布図も。
豆腐や焼き豆腐をおでんの具として食べている地域は北陸、中国、四国地方に多いようです。関東在住の筆者にとっては豆腐が入ること自体がとても新鮮に感じられます。
HPにはご当地おでんの早見表も紹介されています。
__ツイートを見て、作りたい!と思っていました。「とうめし」を上手に作るコツはありますか?
紀文【公式】:
「コトコトと弱火で沸騰させないようにじっくり煮るのがポイントです。一度火を止めて冷ますと、より味が染みて美味しくできます!」
今までおでんは何度も作ってきましたが、豆腐は入れたことがない! 我が家の定番食になるのか、さっそく「とうめし」作りに挑戦です。
まずはおでん作りから。
関東を中心に食べられているおでんのつゆは、かつおでとった出汁に濃口醤油で味付けしたものが主流とのこと。地域によるおでんつゆの違いも調べてみると奥が深そうですね。
練り物をたくさん入れて、あつあつおでんの完成〜♪
煮るだけ&ボリューミー、そしてヘルシー‼︎‼︎
おでんって本当に、ありがた〜〜〜〜い
肝心の豆腐は、煮崩れないよう注意しながら土鍋に入れてみました。
よ〜く味が染み込むよう、アドバイス通り弱火でコトコト煮ていきます。
しばらくしたらいい感じ♪ 最後に紀文のはんぺんを山盛り乗せて完成です。
大根や練り物、豆腐も出し汁がしみて大満足。一通りおでんを楽しんだところでいよいよ「とうめし」に挑戦です!
せっかくなのでおでんの出汁をご飯にすこ〜したらしました。ツイッターでも見ましたが、ご飯の上にど〜んと豆腐が乗っている様子は圧巻です。
食べてみるとおでんの出汁と豆腐の相性抜群! ご飯にもよくあいパクパク進みます。おでんも白飯も大好きな夫は「もっと早く知りたかった〜」と言いながら大変気に入っていました。
おでんに豆腐、〆に「とうめし」♪ 我が家の定番になりそうです。
最後に、紀文食品の担当者にこんな質問を。
__おでんに練り物は必須ですが、特におすすめの練り物があれば教えてください!
紀文【公式】:
「美味しい練り物はいろいろとありますが、魚河岸あげとはんぺんがおすすめですね。どちらもふわふわで美味しい食感を味わうことができますよ!」
魚河岸あげは白身魚と豆腐を混ぜた練り物。食べやすい半球型で、我が子たちも大好きなおでんの具です。
紀文【公式】:
「はんぺんを使った『ちゃんこ風おでん』もおススメです。はんぺんは本当に汎用性も高いのでぜひいろいろ調べてみてください。驚くほどレシピがありますよ」
「とうめし」はとにかくボリュームたっぷりでおでんの〆にぴったり♪ 今日の晩ご飯に、練り物たっぷりのおでんと「とうめし」はいかがでしょうか。
文=上田美里
画像出典=紀文食品公式HPより