明日6日(火:振替休日)は、「みずがめ座η流星群」が極大を迎えます。天気が崩れるため見えるのは北海道が中心となりますが、連休最終日を天体ショーでお楽しみください。
明日6日(火:振替休日)は、「みずがめ座η流星群」の活動が極大となります。実際のピークは昼間の12時ごろになるため、空が暗い今夜から明日6日(火)の明け方ごろにかけてが観測のチャンスとなります。
今年は月明かりの影響は少ないですが、午前4時頃には空も明るくなり始める時期に入っているため、見える時間が短いのが難点です。それでも、夜中の空の暗い場所では、1時間に5個から10個程度見える可能性はあります。
流星の観測のポイントは、放射点の中心に放射状に出現しますが、放射点付近だけでなく空全体に現れるため、広い範囲を見渡すと見えるチャンスが高まります。15分ほど時間が経過しないと目が暗い空に慣れないため、ある程度の観測時間は必要となります。
(参考:国立天文台)
気になる天気ですが、西から近づく低気圧や前線と湿った空気の影響で、沖縄や九州から東北にかけては、曇りや雨と星空観測にはあいにくの天気となるでしょう。そのなか晴れて観測のチャンスがあるのは北海道です。図は明日6日(火)の午前2時〜3時の天気分布ですが、北海道だけが晴れとなっています。
ただ、観測の際に注意が必要なのが気温です。明け方の札幌の気温は9℃くらいと、ひと桁の予想です。冷え込みが強い地域では5℃を下回り、見晴らしの良い標高の高い地域では氷点下の所もあるでしょう。外で観測する際は、寒さ対策はしっかりして、天体観測を楽しんでください。
流れ星を見つけやすくするには、以下の4つのポイントがあります。
① できるだけ、街灯など人工の明かりが少ない場所を選びましょう。人工の明かりが多いと、その明るさに邪魔をされて暗い流れ星が見づらくなり、見ることのできる流れ星の数が少なくなってしまいます。
② できるだけ空が広く見渡せる場所を選ぶことも重要なポイントです。
③ 空の広い範囲に注意を向けるようにしましょう。放射点の方向にはこだわる必要はありません。流星群は、放射点(流星の軌跡を逆向きに延長したときに通る点のこと)のある方向だけに出現するわけではなく、夜空のどこにでも現れます。空をより広く見渡しているほうが、より多くの流星を捉えられる可能性が高くなります。
④ ただし、月のある方向を正面にして観察するのは避けたほうがよいでしょう。月明かりに邪魔されて、暗い流れ星が見えなくなってしまいます。