子どもの寝不足が気になっても、「早く寝なさい!」「夜ふかししたらダメ!」としかるだけでは、なかなか習慣は変わりません。睡眠ファーストの子育てで大事なことを、発達脳科学者の成田奈緒子先生監修、自律神経をととのえる62の習慣を紹介した書籍『子どもにいいこと大全』からご紹介します。
夜8時から9時までには寝かせようとすると、夕食から就寝まで1〜2時間しかあけられない、ということも多いでしょう。夕食は消化に負担をかけないよう、ごく軽めにするのがおすすめです。
油っぽい食事のほか、カフェインなど刺激が強い食品も避けましょう。カフェインの影響は、口に入れてから6〜8時間続きます。
反対におすすめなのは、ホットミルクに砂糖やはちみつを入れたものや、ノンカフェインの紅茶やハーブティーにすりおろししょうがをとかしたものなど。副交感神経が優位になり、リラックス効果をもたらしてくれます。
寝る1時間前からは、部屋の明かりを少し落とし、ゆったり過ごすのがおすすめ。ホットミルクやジンジャーティーを飲みながら、親子で1日の出来事を話したり、絵本を読んだりと、ゆったりくつろぐ時間をもてたら最高です。
心身ともに落ち着き、幸せな気分で眠ることができるでしょう。
「朝なかなか起きられない」「日中もなんとなくだるそう」など、子どものすぐれない症状、じつは自律神経の乱れと関係があるかも。小児科医・発達脳科学者・内科医が、子どもにいい習慣を伝授します!
『子どもにいいこと大全-自律神経をととのえる62の習慣-』1,430円(主婦の友社)