そろそろ肌寒くなりニット素材の洋服が活躍する季節がやってきます。秋冬に活躍するニット素材の洋服はデリケートでかさばりがち。
特にトレンドのニットロングカーディガンやニットコートはハンガーにかけにくかったり、かといって無理やりたたんでもタンスに収まりきらなかったりと、お困りの方が多いかと思います。
今回は、お気に入りの厚手のニットをきれいな状態で保つことができ、なおかつかさばらずに収納する裏技をご紹介したいと思います。
薄手のニットはたたんでタンスや収納ケースに収納するのもありかもしれません。ですが、特にかさばりがちな厚手のニットはハンガーにかける収納が断然オススメです!
たたんでしまうとかさばり、収納の場所をとってしまったり、無理やりタンスや収納ケース等に入れるとシワができます。また、探す手間がかかり取り出すのにも一苦労。
ハンガーにかけておくことで、シワ防止や朝のバタバタした着替えの際にサッと取り出すことが可能になりますよ♡
見える化されることで、タンスの奥にしまい込んで「今シーズン一度も着ることがなかった」といったことや、「また同じようなニットを買ってしまった」なんてことが起きることはありません。
ハンガーにかけて収納すると言っても、このようにTシャツやYシャツと同じようにハンガーにかけてしまうと、伸縮性のあるニットの特性により、ニット自体の重みで首回りが引っ張られて伸びてしまいます。
また、ニットの肩の部分にハンガーの角が当たって伸びてしまい、着用した時に跡がポコッと目立ってしまいます。急いでいる時にこのようなニットに袖を通してしまいどうしようもなく困ってしまうことってありますよね(笑)。
では、どのようにハンガーにかけたらよいのでしょうか?
用意するのは、このようなお手持ちのハンガーで大丈夫です。
ニットを縦に半分に折ります。
このようにVの字に見えるように向きを変え、ハンガーのフック部分が、ちょうどニットの脇の下部分にくるように置きます。
ハンガーのフック部分を起点に、左右の袖を揃えたままパタンと手前に折り返します。
同じく身頃も手前に折り返します。このままの状態でかければOK。このパターンは、どのような形状のハンガーでも可能なかけ方です。
三角形の形状のハンガーを使用する際は、袖や身頃部分をこのようにハンガーに通すことで滑り落ちにくくすることもできます♪
次は、長さのあるニットカーディガンをかけてみます。このパターンは三角形の形状のハンガーでのみ可能なかけ方になります。
このように、普段たたむ際と同じく身頃と袖を折り、ハンガーに通します。
そのまま半分に折ります。このままの状態でかければOK。
お手持ちのハンガーの形状や、かけるニットの特徴によって、この2パターンのどちらのかけ方にするかを決めればよいかと思います。ぜひ、今年の秋冬こそはNGなハンガーのかけ方を卒業して、正しいハンガーのかけ方をマスターしましょう♪
文・写真/mayumi