さて、夏も夏至を過ぎていますが、残暑厳しい夏も最近は長引いて身体に堪えます。ハチミツ通信Vol.4では、手軽な夏バテ防止ハチミツメニューをご紹介したいと思います。
まずは定番のハチミツ梅ドリンク。
<材料>
シソ梅(はちみつ梅)…半分(果肉)
ハチミツ…小さじ3杯
レモン果汁…適量
冷水…150ml
<作り方>
梅の果肉とハチミツを合わせて、すりつぶします。冷水と、お好みの酸味が付く程度にレモン果汁を入れて、氷を少し入れます。
梅は、なんといっても夏の食材の代表格ですが、やはり栄養価も高く、多くのミネラルやビタミン、有機酸が含まれているといいます。酸っぱい味覚のクエン酸も多く含まれ、身体の疲れとなる酸化物質を代謝してくれます。またミネラルが多くアルカリ性食材であるところは、夏バテや日焼けなど、とにかく酸化しがちな夏の身体のpHバランスを維持するのにも最適です。梅のハチミツ漬を冷水で割った甘酸っぱいドリンクももちろんおススメですが、ない場合には梅干を使ってドリンクを作ってはどうでしょうか。
程良い塩分と、吸収されやすいハチミツの糖分で、疲れを撃退しましょう。
ただ、材料に、カツオ梅はお勧めできません。美味しいと思う場合にはもちろんいいのですが、少しカツオの旨みがドリンクには不向きかも。シソ梅やハチミツ梅がおススメです。
<材料>
リンゴ酢…小さじ2杯
ハチミツ…小さじ3杯~
冷水…150ml
<作り方>
リンゴ酢とハチミツを合わせたら、良く混ぜてハチミツを溶かします。その後冷水を入れて、氷を少々入れます。
バーモントと言えば、リンゴとハチミツの組み合わせ。
リンゴ酢はリンゴ酸などの有機酸を始め、カリウムなどのミネラルにより、身体の酸性化を防ぐ、抗酸化作用があると言われます。酸っぱい成分のクエン酸も摂取できます。ハチミツもアルカリ性食品で身体の酸性化を防ぎ、また糖分でエネルギーを補給できます。アメリカのバーモント州で人々が長寿であることから、このドリンクが注目されたそうで、ぜひ飲み続けたい飲み物ですね。お酢は血液サラサラ効果や、血圧の調整効果があるとされていますので、特に夏には必要な食材ですね。
<レシピ>
レモンの輪切り…お好みの量
ハチミツ…お好みの量
レモンはやはり爽やかで、夏に食べたくなる食材。でも、強い酸味があるので、デザートにはなりづらいですよね。ところが、ハチミツをたっぷりかけると、本当に美味しく召し上がれます。レシピで紹介する必要もなさそうですが、写真のように、ホワイトハニーをかけてみると、デザートにもぴったり。こちらはキルギスのエスパルセットハニーを使いました。レモンの皮は、剥かずにそのまま輪切りにしましょう。皮に含まれるレモンオイルは、リモネンと呼ばれる成分で、精油にも使われます。柑橘のアロマ効果は、気分のリフレッシュ効果が期待できます。皮は無理に食べなくて大丈夫、ぜひ香りを楽しみましょう。
レモンも梅もリンゴもですが、なんと言ってもクエン酸とアルカリ性食材が疲れ撃退に役立つことはよく知られてます。ぜひ、さまざまなレシピで飽きない楽しみ方をしてくださいね。
次回は、夏の紫外線やストレスで疲れがちなお肌へのハチミツの使い方「はちみつと美容」についてお伝えします!