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【ハチミツ通信Vol.3 】ハチミツの採り方

  • 2016年7月21日
  • ハニールネッサンス

ハチミツが採れるまでの流れは、知っているようで、詳しくは知りませんよね。
美味しくて新鮮なハチミツは、どのような工程で採れるのでしょうか?


上の写真は、真っ白でとても新鮮なミツバチの巣。取り出した蜂の巣に、もう一度ミツバチが集まって、ハチミツを集めようとしています。(ミツバチさん、少しだけ分けてください!)

今回はハチミツが採れるまでの流れをご紹介します!


ここは、とある大阪の養蜂場。

畑に、いくつか巣箱がおいてあります。周囲には、様々な作物を育てている畑が広がっています。ミツバチも、周辺の樹木や畑の花から蜜を集めて、大忙しの5月。養蜂家さんも美味しいハチミツが集まってきたのを楽しみに、採蜜に出かけていきます。

ミツバチにも日本にもともといる「日本ミツバチ」など様々な種類のミツバチがいますが、この養蜂場では、西洋から来た「西洋ミツバチ」を飼っています。下の巣箱は、西洋ミツバチの巣箱です。はじめに西洋ミツバチの巣箱からハチミツを採るのを見ていきましょう。


巣の中を覗くと、ミツバチがお仕事をしています。実は、何枚も並べられた巣の板は、内側の板から子育て用、その周りに花粉用、そしてハチミツ用など、賢いミツバチたちは、しっかりと場所を使い分けして、場所ごとにお仕事を管理しています。そこで、養蜂家さんは、巣の板を取り出して、ハチミツ用の巣の板を探します。(でも、この巣の板は、まだ新しくて、ハチミツは少なそうですね。)

巣箱を覗き見るときは、ミツバチが出来るだけ怒らないように、煙を焚いて、ミツバチが興奮しないようにします。


「ありました!」ハチミツがたっぷりと詰まった巣の枠です。表面が真っ白なのは、ハチミツがパンパンに詰まって、しっかり熟成された証拠。ミツバチは、お花から持ってきた蜜の水分を一生懸命減らして、濃縮したハチミツだけを溜めていきます。そんな大切なハチミツがこぼれないように、余計な水分が入らないように、ミツバチは蜜ロウで蓋をしているのです。蓋をするなんて、ミツバチは本当に賢い生き物ですよね。飼う方の人間も、そんなミツバチを可愛く思っています。なるべく大切なミツバチをつぶしてしまわないように、蜜がある巣の板だけを取り出して、くっついているミツバチを筆で大切に払います。


そして、この次になんと、この「ミツロウの蓋」を、うすく、ナイフで切ってはがしていきます。これは、慣れないとなかなかきれいにできません。蓋を取ると、おいしそうなハチミツが見えてきました。


きれいに蓋をはがしたら、今度は遠心分離機へ。ぐるぐると回すと、中に詰まったハチミツが出てきます。それを瓶詰すると、美味しいハチミツが食べられます。遠心分離機から蜜を取り出すと、六角形の空になったハチの巣が残ります。それはもう一度巣箱に戻して、ミツバチに再利用してもらいます。

日本ミツバチの採蜜

では、次に、日本に昔から住む日本ミツバチのハチミツの採蜜を見てみましょう。西洋ミツバチとは性格が違うため、同じ形の箱ではうまく飼えない場合があり、日本ミツバチは日本ミツバチに合った巣箱も研究されています。

ここは、日本ミツバチの研究もしている京都学園大学。さっそく、蜜を採るところを見てみましょう。


先ほどとは全く違う巣箱ですね。何段も箱が重なっています。この写真では、新しい巣箱を新たに下の段にはめ込んでいます。実は、日本ミツバチは巣箱の上から下に向けて長い長い巣を作っていくことが出来るので、どんどん下に伸びてきた新しいハチの巣のために、新しい箱を足してあげているのです。面白いですね。


そして、ここでも一番上の巣箱をナイフできれいに切り取って、上の箱一段分を、人間がいただくことになりました。写真は、ハチの巣の間にいるミツバチを巻き込んでしまわないように、ドライヤーの弱い風で、払っているところです。

日本ミツバチの蜂の巣は、下にどんどん伸びていきますが、下のほうで子育てをしています。逆に、上の方にはハチミツを詰めていますので、何段にも重ねた巣箱の上の段は、ハチミツが詰まった層になっています。ここでも、養蜂家さんとしてはミツバチとうまく共存していくために、ミツバチを殺してしまわないようにハチミツだけが詰まった上の巣箱を取り出していきます。


そして、今度はハチミツを絞るために、ハチの巣を一枚一枚切り取ります。日本ミツバチのハチの巣は、上の層でも花粉が詰まったところがあり、少しオレンジ色の部分も見えます。花粉も絞った後にハチミツに一緒に交じりますが、ハチミツは元々花粉も交じっているのです。この蜂の巣は黒く見えますが、絞った後は、いつものきれいな色の透き通ったハチミツが採れ、とても美味しい味です。このハチの巣では遠心分離機は使わず、網に乗せて、ハチミツが自然に滴り落ちるのを待つか、布で絞るなどの方法をとります。

ミツバチのたくさんの暮らし方

ここまで、西洋ミツバチと、日本ミツバチの巣箱からの採り方を見ましたが、ミツバチにもたくさんの暮らし方があります。

もう2つ、野生のミツバチの暮らし方も見てみましょう!



家の穴の中に、ハチの巣が出来ています。ここはヒマラヤの国ネパール。たくさんの種類のミツバチがいる国ですが、人々も家の中にわざわざミツバチ用の穴をあけて、野生のミツバチが住み着けるようにしています。壁を開くと、こんな風に真っ白で清潔な蜂の巣が見えてきました。

ミツバチはとても清潔な生き物で、新しいハチの巣はいつもとても真っ白です。


また、こちらは木の上に巣を作ったオオミツバチ。バングラデシュの樹の上に巣を作っているのを撮りました。

こうした樹の上のハチミツを、ハニーハントするのも人間ですが、長年のミツバチとのつながりの中で蜂との共存も学んでいます。端っこには蜂の子よりもハチミツがあることを知っていて、端っこを少し切り取って持って帰る、というのも習わしです。

どこの国でも、ミツバチとの共生を意識したハチミツの採り方があるので、すごいですよね。

これからも、ミツバチのことに思いをはせながら美味しいハチミツを楽しんでみてくださいね!

次回は、夏バテ予防に飲みたいハチミツドリンクを紹介いたします!

蜂蜜専門店ハニールネッサンス ハニーハンター:米川安寿

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