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オックスファム・オーストラリアは、鉱山をめぐる諸問題の監視とその解決を目指して「マイニング・オンブズマン」というプログラムを設けています。
昨年は、スリナムでのオーストラリアの鉱山企業、アフリカ、マラウィにおけるオーストラリアのウラン採掘企業の調査要請を受けました。調査では、鉱山そのものを訪問し、コミュニティの人びとと会い、彼らの話しをききます。また、企業の従業員、政府、教会などのさまざまなステークホルダーとも話し合います。調査を行った後、情報をオーストラリアに持ち帰り、企業本社とコンタクトを図り、その情報を提示し、きちんと対応するよう求めます。
よく直面するのは、先住民族の人びとが土地や生計を失うケース、住民移転に当たっての補償が適切ではないケース、また、自由意思による事前の十分な同意がないという問題があります。現地の人が理解可能な形での情報提供、つまり同意をする、しないの選択ができるようにすることが必要です。先住民族は企業の行う開発を求めてはいません。彼らは彼らなりの豊かさがあるのです。