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このコンテンツは、地球・人間環境フォーラム発行の「グローバルネット」と提携して情報をお送りしています。

第57回 特集/資源開発とCSR〜環境社会影響とその対策

  • 2008年10月9日

このコンテンツは、「グローバルネット」から転載して情報をお送りしています。

調査と交渉でコミュニティの権利を守る オックスファム・オーストラリア マイニング・オンブズマン シャンタ・マーティンさん

無断転載禁じます

写真  オックスファム・オーストラリアは、鉱山をめぐる諸問題の監視とその解決を目指して「マイニング・オンブズマン」というプログラムを設けています。
 昨年は、スリナムでのオーストラリアの鉱山企業、アフリカ、マラウィにおけるオーストラリアのウラン採掘企業の調査要請を受けました。調査では、鉱山そのものを訪問し、コミュニティの人びとと会い、彼らの話しをききます。また、企業の従業員、政府、教会などのさまざまなステークホルダーとも話し合います。調査を行った後、情報をオーストラリアに持ち帰り、企業本社とコンタクトを図り、その情報を提示し、きちんと対応するよう求めます。
 よく直面するのは、先住民族の人びとが土地や生計を失うケース、住民移転に当たっての補償が適切ではないケース、また、自由意思による事前の十分な同意がないという問題があります。現地の人が理解可能な形での情報提供、つまり同意をする、しないの選択ができるようにすることが必要です。先住民族は企業の行う開発を求めてはいません。彼らは彼らなりの豊かさがあるのです。


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