スマホが本当の秘書になる日。Samsung Galaxy S25 Ultraはエポックメイキングなプロダクト

  • 2025年2月28日
  • Gizmodo Japan

スマホが本当の秘書になる日。Samsung Galaxy S25 Ultraはエポックメイキングなプロダクト
Photo: Daisuke Ishizaka

AIを自然と使いこなせるスマホですよ。

ここ数年で、僕らの身の回りには「AI」がありふれるようになりました。今では僕らが毎日使うスマホにも入ってきています。

Samsung(サムスン)から登場した最新のフラッグシップスマホ「Samsung Galaxy S25 Ultra」。今年の仕上がりは、一味違います。「Samsung Galaxy S25 Ultra」はAI性能が強化されており、そのための新機能も追加されています。

しかし、いくらAIがスゴイといっても「それって普段の生活でどう役立つの?」という部分こそが重要。

そこで、Samsung Galaxy S25 UltraのAI性能が自分の生活にどう影響するのかを確かめるべく、約10日間使い込んでみました。仕事や取材、休日の過ごし方など。僕の日常生活において「Samsung Galaxy S25 Ultra」のAIはどう貢献してくれるんだろうか?

ちなみに、Samsung Galaxy S25 Ultraで使えるAI機能「Galaxy AI」は、通話の自動翻訳や音声の文字起こし、webページ内の翻訳や要約など多岐にわたります。これら最新のAI機能を享受できるのも、Galaxy S25シリーズの特権ですね。

1日目:一日の始まりはNow Briefから

さっそくSamsung Galaxy S25 Ultraと過ごす日々が始まるのですが、重要かつ目玉となるAI機能が「Now Brief(ナウ ブリーフ)」です。

これはAIがユーザーの行動パターンや好みなどを学習し、適切なタイミングで重要であろう情報を一覧で表示してくれる機能。いわばAIによる統合的なパーソナライズ機能で、コンシェルジュのような使用感です。

例えば朝にNow Briefを起動すると、天気予報やカレンダーの予定、朝におすすめのプレイリストなどを表示してくれます。夕方にはニュースを、夜にはその日のヘルスケア情報のまとめなど、時間帯に応じて「こういうの見たいでしょ?」とスマホが判断して教えてくれるわけですね。もちろん表示される内容やルーティーンもその人の使い方次第です。

とても便利な機能ですが、学習が必要となるためSamsung Galaxy S25 Ultraを使い始めた初日の今日はあまり多くの情報は表示されません。今回はレビューだから期限付きになるけど、しっかり使うとなったらまるで相棒のような存在になるかもしれませんね。

2日目:レコーダーの文字起こし&要約で取材もラクラク

この日は打ち合わせで出かけていたのですが、会議やインタビュー時にはSamsung Galaxy S25 Ultraのボイスレコーダーが活躍しました。

ボイスレコーダーで収録した音声は文字起こしができます。うまく文字起こしができていない箇所も、文章を選択するとその場面の音声もプレイバックしてくれるので、すぐにチェックができます。数年前ならこうした文字起こしは有料で外部サービスに頼むこともありましたが、もうスマホだけで完結できるんだなぁ。

さらに、要約機能を使うとAIが録音した内容の概略をまとめてくれます。長時間のインタビューや会議の内容を振り返るのに便利で、長い録音をまるまる振り返る必要がなくなります。そのまま議事録にするもよし、「先週のミーティング、何を話して何が決まったっけ?」と、概略だけ振り返りたいときもあったりするのでこれは便利!

3日目:おだやかな休日をカメラがアシスト

この日は休日で美容院に行ってきました。帰りに神社に寄ってきたので写真撮影もしてみましたが、Samsung Galaxy S25 Ultraのカメラはちょっとすごいです。

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この写真はSamsung Galaxy S25 Ultraで撮影したのですが、その解像度はなんと2億画素(元データサイズは53.7MB)。こんなの周りの風景なんでも撮りたくなっちゃうじゃんか…!

【Samsung Galaxy S25 Ultraの背面カメラ構成】

・約2億画素のメイン広角カメラ

・ 約1,000万画素の望遠カメラ(光学3倍ズーム)

・ 約5,000万画素の望遠カメラ(光学5倍ズーム&光学相当10倍ズーム)

・ 約5,000万画素の超広角カメラ

そしてこの日は、Now Briefにも動きがありました。

お昼時点では写真左のように天気予報しか表示されていませんでしたが、夜には写真右のとおり撮影した写真がハイライトとして表示されています。なるほど、こういう感じでまとめてくれる日もあるんですね。

別の日には、その日の歩数や消費カロリーなどのヘルスケア情報がまとめて表示されていました。いままで、ヘルスケア情報はいちいちアプリを起動して確認しにいく必要がありましたが、Now Briefに出てくるのはかなりありがたいリマインドかも。

4日目:望遠撮影が楽しすぎる

望遠カメラの画素数が5000万画素と非常に高いのもSamsung Galaxy S25 Ultraの特徴。生き物がたくさんいる公園に行って、その圧倒的ズームっぷりを堪能してきました。

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あ、カルガモがいる! 通常のカメラ(広角カメラ)で撮影するとこれくらいの距離感ですが…。

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光学5倍の望遠+デジタルズーム2倍の10倍ズームを使えば、ここまで近寄れる! デジタルでズームしているとはいえ、元々の画質や画素数が高いおかげか、余裕で常用できるレベルですね。

もう一例、紹介しましょう。

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メインカメラで撮影したこの写真。どこに何が写っているかわかりますか?

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光学5倍の望遠カメラで近寄ると、鳥の姿が見えました。こちらはデジタルズームをしていない状態での画質ですが、デジタルズームを使って10倍まで寄ってみましょう。

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どうです? デジタルでズームしたような画質の違和感はほとんどなくないですか? カメラ画面のインターフェースにもワンタップで10倍まで近寄れるアイコンが用意されていて、体感的には「遠くになにかいる、ヨシ、10倍だ」という感じで当たり前のように10倍ズームが使えます。ポケットに入るスマホでこれだけズームできるってすごいよな…(望遠ズームは最大100倍まで可能)。

また、カメラの設定には「食事モード」も搭載されていて、料理を撮影するときはこれが便利。被写体(料理)の位置を自動認識し、周辺を良い感じにぼかしてくれます。

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奥のグラスをぼかしたおかげで、牡蠣のクリームパスタのシズル感が一層引き立ってますね。これ、美味しかったなぁ。

そういえば料理の写真を撮っていると、画面に余計なものが映り込んでしまったこと、ありませんか? おしぼりとか調味料とか。

そんなときはAIの出番。消したいオブジェクトを選んで、生成AI編集でパパっと消しちゃいましょう。

写真左:左上のメニュー表が映り込んでしまっている 写真右:生成AIでメニュー表を消して背景を生成

映り込んでしまったメニュー表を選んで、消しゴムアイコンをタップ。きれいに消えてくれましたね。タップしたり丸で囲んだりとオブジェクトの選択も簡単で、撮影した写真に対して「これが見えなかったもっと良いのになぁ」といった理想をサクッと実現できるようになりました。

6日目:この時点で「かなりAIに助けられてる」

Samsung Galaxy S25 Ultraを使ってそろそろ1週間になりますが、わりと当たり前にAI機能を使ってることに気が付きました。

レコーダーやカメラはもちろん、サイドボタン長押しでGoogle Geminiを起動して「ここから飯田橋までの行き方を調べてカレンダーに追加して」と気軽に依頼してみたり。

こんな風に、AIをAIと意識せず使えるのが未来のスマホなんだなって思っちゃいました。「優れたデザインはその存在をユーザーに感じさせない」なんて言葉もありますし、AIかどうかを意識せず、当たり前の機能として使えるようになってます。

7日目:調べ物こそAIの得意分野

この日は家でガツガツと仕事をしていました。海外のウェブサイトを見るときはブラウザの翻訳機能が活躍しますが、ブラウザの翻訳って画像内の英文は対象外なんですよね。

そんなときはナビゲーションハンドルもしくはホームボタンを長押ししてウェブアシスト機能を起動。これでAIによる画面に対しての翻訳が利用できます。画面に対してだから、画像内の英文だって翻訳可能!

この翻訳機能は、英語で書かれた図や手紙などを翻訳したいときはとても便利。起動するのもボタンを長押しするだけなので、かなり手軽ですね。

また、同じくウェブアシストを起動した状態では、かこって検索も利用できます。例えばカメラを起動し調べたいものを画面に写した状態で、ウェブアシストを起動。かこって検索で対象物をぐるっとかこってみます。

こんな風に、目の前の対象物に対してシームレスに画像検索ができましたね。もちろんブラウジング中に使っても良いし、様々なタイミングで利用できるのがウェブアシストの柔軟な点といえます。

9日目:たまにはお絵描きをして感性を刺激したり

あえて手を動かしたい。そういう日ってありませんか? Samsung Galaxy S25 Ultraは本体に専用のスタイラスペン「Sペン」を内蔵しています。ペン内蔵型スマホって、今どき貴重ですよね。

このペン、意外というと失礼ですけど、見た目以上に触りたくなるブツなんですよ。

ペンを取り出すだけですぐに画面にメモ書きができるので、脈絡もなく取り出してシャッシャとスケッチをしたり。真面目に使うなら企画書のラフ作成やインタビューの手書きメモなどにも使えますが、僕はお絵描きツールとして楽しみました。

ペンを走らせると「シャッシャッ」と筆記音が出るのも、書いてる感を刺激してくれます。人と話しているときには「こんな見た目のイスを見かけたんだけど…」のように、ビジュアル要素をサっと伝える手段としても活躍します。

10日目:夜景撮影がここまで楽しくなるとは

この日もSamsung Galaxy S25 Ultraを持って都内に出かけたのですが、かなり帰るのが遅くなってしまいました。きらびやかな都内の夜ということは、ナイトモードによる夜景撮影が楽しめちゃうのでは?

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めちゃキレイじゃん…! 夜景撮影はスマホが苦手な分野ですが、Samsung Galaxy S25 Ultraはむしろ夜景こそ撮影したくなる。明るさのコントラストも美しく、つい光源にカメラを向けたくなりますね。

さらに、動画のナイトグラフィーも非常に強力です。例えばこちらの写真を見てください。

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街灯がまばらなかなり暗い夜道ですが、この暗さは僕の見た暗さに近いです(写真撮影時は明るさを調整しています)。

では、この場所で普通に動画を撮ってみるとどんな風に見えるのか?

おお、暗部のディテールが見えるくらい明るくなってる! 極端に暗い場所で撮影してこれだけ光を捉えているので、街の夜景などはSamsung Galaxy S25 Ultraとって何の問題もない明るさでしょうね。

ピント移動のスムーズさもまるで映画のよう。これ、画面を触って操作してませんからね、自動的にピントが移動しています。雨の日の撮影とか光源が反射してもっと印象的になるんだろうなぁ。

スマホ×AIを予感させる、新たな便利さの扉

約10日間、Samsung Galaxy S25 Ultraとともに過ごしてきました。実際に使っているうちに僕が実感したのは「スマホ×AIってこういうことね」という、小さな気付きです。

例えば検索。従来では「渋谷 レストラン ゆったり」みたいな入力をしていたのが、「渋谷のレストランを教えて、席がゆったりしてるところで」のような、まるで話しかける感覚で検索ができるんです。これもAIによる自然言語処理のたまものでしょうし、断片的なキーワードで検索するよりも直感的に気になる疑問をぶつけられます。

他にも調べ物中の翻訳は圧倒的にスピーディーになったし、写真撮影ではキビキビ動くオートフォーカスにすごく助けられました。こうしたひとつひとつのスマホ体験の向上の影にAIがいて、それらを意識せず活用していたんだなぁって。

Samsung Galaxy S25 UltraはAIによるパーソナライズが大きな特徴になっています。パーソナライズ、すなわち個人への最適化。「僕/私ならこう使う」が染み込んだスマホなんて、間違いなく使いやすい存在になるはず。

あなたがスマホに求めるわがままを、Samsung Galaxy S25 Ultraは叶えてくれます。その体験は従来のスマホのそれとはちょっと異なるかもしれませんが、その体験こそがスマホ×AIのあるべき姿なんだと思います。

Photo: Daisuke Ishizaka

Source: Samsung Galaxy S25 Ultra

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