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第42回エコ×エネ・カフェ『「世界中の水問題解決に挑む!」~日本発スタートアップ・小さな水インフラが生み出す価値とは?~』開催速報

  • 2023年3月1日
  • 緑のgoo編集部
41回カフェ速報記事

 2023年2月22日(水)に、第42回エコ×エネ・カフェ『「世界中の水問題解決に挑む!」~日本発スタートアップ・小さな水インフラが生み出す価値とは?~』をオンラインで開催しました。

 エコ×エネ・カフェは「エコロジーとエネルギーのバランスのとれた社会の実現」を目指し、ゲストの話をきっかけに気軽で真面目な対話を楽しみながら学び合うJ-POWERの社会貢献活動プログラムです。2009年から始まり、今回で42回目を迎えました。
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 今回のテーマは「水問題」です。気候変動や人口増加により、2030年には世界人口の約4割が水不足に直面すると言われています。日本でも、赤字が続く水財政や水道管の老朽化などにより水インフラの持続性が脅かされつつあります。

 ゲストの越智浩樹さんは、水問題の解決に挑んでいるスタートアップ企業、WOTA株式会社の執行役員 兼 渉外統括バイスプレジデントです。WOTAは、生活排水を再生することにより水道のない場所での水利用を実現する技術を開発し、製品化しました。2022年には全ての生活排水を住宅単位で再生循環利用する実証に成功、2023年からは国内外の自治体・政府等への導入が始まります。
 今回はWOTAの技術や導入事例を通じ、水問題のポイントは何か、そしてそれを解決していくために一人ひとりができることを考え、話し合いました。

41回カフェ速報記事 越智 浩樹(おち ひろき)氏
WOTA株式会社 執行役員 兼 渉外統括バイスプレジデント

参加者同士の対話の時間

 ゲストトークの後は、参加者がブレイクアウトルーム(小部屋)にわかれて、ゲストの話から感じたこと、気づいたことについて自由に語り合いました。

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「水は毎日使っているのに知らないことが多くてびっくりした」「すばらしい技術なので、海外にたくさん輸出したい」「WOTAの製品を使って水道のない山の中で自給自足の暮らしをしてみたい」「浄水されたとしても、自分の生活排水を飲むのには抵抗がある」など、さまざまな意見が交換されました。

エコ×エネ・カフェを終えて

 研究室や進路選びの参考のために参加したという大学生の渡邊洸斗さんは、「今度大学3年生になります。将来について悩んでいるのでの知見を広げたいと思い参加しましたが、お話を聞いてエネルギーや環境の仕事にも興味が湧いてきました。普段は接しない幅広い世代の方とお話しをすることができ、学生との考え方の違いを感じると共に自分の知識のなさも実感しました。これからもっと勉強していきたいと思います」と感想を聞かせてくれました。

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 ゲストの越智さんからは「オンラインで話す機会は多いですが、参加者の皆さんと直接意見を交換することは少ないのでとても良い刺激をいただきました。水問題というと遠い海外のことだと思われることも多いですが、日本でも大きな問題となっています。私たちの技術だけで水問題が解決できるとは思っていません。ぜひ、一人でも多くの人に水について考えていただき、一緒に課題を解決する仲間になってもらいたいと思っています」というメッセージをいただきました。

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 次回の記事では、第42回エコ×エネ・カフェ『「世界中の水問題解決に挑む!」~日本発スタートアップ・小さな水インフラが生み出す価値とは?~』について更に詳しくご紹介します。参加者からの質問にゲストが答える全体セッションの様子もレポートしていきますのでご期待ください。

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