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自動運転で何が起きるか?~社会を変える交通革新、その現状と課題~
-「第26回エコ×エネ・カフェ」(後編)

  • 2017年11月15日
  • 緑のgoo編集部

まとめ

全体セッションが終わり、ゲスト講師の川本さんから感想がありました。

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川本:「とても気軽に話せて楽しかったです。アンケート結果ではなくて、生の声でいろいろなご意見を聞けたのがよかったです。私も普段からいろいろなことを妄想しているのですが、いろいろな議論の中で、皆さんと私の問題意識は同じようなところがあるなと感じました。今、様々なパートナーの人たちと協力して自動運転のモビリティを作っているので、一刻も早く仕上げて来年のどこかではお披露目したいと思っています」

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緑のgoo 佐藤:「自動運転は、多様な意味合いを持つビッグワードなのだなと感じました。話し合いでは、交通事故や渋滞を減らす、運転手不足、運転を楽しくしたいなど様々な論点があり、それぞれ自動運転が出てくる場面が違うので、分けて考えないといけないと思いました。完全自動運転はまだ難しいかもしれませんが、徐々にできることが増えたらいいなと思います。エコ×エネ・カフェのレポートはJ-POWERや緑のgoo のTwitterなどでも発信しますので、皆さんが感じたこと、気付いたこともぜひシェアしてください」

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J-POWER 藤木勇光:「自動運転は、社会システムに直結する技術の話なので、技術だけではなく文化やまちづくりなどいろいろことが絡んでくる話だという印象を持ちました。次回のエコ×エネ・カフェは来年2月頃を予定しています。どうぞまたご参加ください」

エコ×エネ・カフェを終えて

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エコ×エネ体験ツアーがきっかけで参加したという大学院生の潰田さんは、「参加する前までは、完全自動運転が近い将来に実現すると思っていたのですけれど、自動で駐車してくれる、前の車について行くなど、限定的なところから始まり、いずれ段階を踏んで完全になるのかなと思いました。自動運転が進むと、電気自動車の普及も進んでいくのかなと考えました」と語ってくれました。

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テクノロジーで人の暮らしがどう変わるかに興味があったので参加したという古田さんは、「シンプルなミッションで技術が発達していくというお話が印象的した。技術は、戦争や事故などの犠牲があった上で発展していくというのがメインのスタイルで、成功の裏には犠牲やリスクへの覚悟があることを知りました。「自動運転が発達すればこんな未来になります!事故が減ります!」という明るい報道が多い中で、そうではないところにも目を向ける機会になったと思います」と語ってくれました。

ゲストからのメッセージ

最後に、ゲストの川本さんからのメッセージを紹介します。

「技術と現実の間には常にギャップがあります。メディアを通した情報だと、ニュースとしてウケる話が多いと思うんですね。そういう中で、直接喋って質問を受ける機会があったのはとてもよかったです。文字にしてしまうと、どうしても「自動運転はまだまだ先の話」という結論が重視されてしまいがちですが、「徐々に、受け入れられるところから実用化していく必要がある」ということへの理解が重要だと思います。期待値が高いのは嬉しいのですが、期待と現実のギャップに落胆するだけではなく、正しく理解して技術の進歩を応援してほしいと思います」
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次回のエコ×エネ・カフェは、2018年2月頃に開催予定です。どうぞお楽しみに。

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