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まるでフランスの秘密の花園♪ 伊豆「河津バガテル公園」で出会う色とりどりのバラと優雅なカフェ時間

  • 2025年6月9日
  • ことりっぷ


伊豆急行「河津駅」から車で約10分。「河津バガテル公園」は、パリにある「バガテル公園」の姉妹園として誕生した、フランス式庭園。5月から6月末にかけて、約1100品種6000株のバラが咲き誇り、まるで秘密の花園のような幻想的な空間に。園内のカフェでは、バラのスイーツやドリンクなど、ここだけのメニューを楽しめます。眺めて、撮って、味わって。パリジェンヌ気分で、癒やしの休日を過ごしてみませんか?
伊豆半島の南東部に位置する、静岡県河津町。その河津町の小高い丘の上に、「河津バガテル公園」はあります。
ここは、2001年に河津町がパリ市と技術提携を結び、ブローニュの森にあるローズガーデン「バガテル公園」をモデルに誕生させた、世界でひとつだけの公園。
春と秋のバラが見ごろを迎える季節には、ローズガーデンがぐっと華やかに。このエリアは有料になりますが、多彩な品種が咲き誇り、鮮やかな色彩と豊かな香りで私たちを楽しませてくれます。
数あるバラ園の中でも、珍しいのが、フランス式庭園を忠実に再現していること。おさんぽすると、フランス式庭園ならではの左右対称のデザインが、整然とした美しさを際立たせています。
ちなみに、黄色いバラを見つけたら、ぜひ注目を。「伊豆の踊り子」と名付けられたこの花は、川端康成の短編小説「伊豆の踊り子」がモチーフのバラ。鮮やかな黄色が印象的で、眺めているだけで気分がぱっと晴れやかに。
また小高い丘の上には、ガーデン全体を見渡せるキオスクが佇んでいます。これは、本場パリ・バガテル公園にある皇居のキオスクを再現した、公園のシンボル的存在。バラ園を歩きながらキオスクを眺めても、キオスクからバラ園を見渡しても、それぞれの魅力を楽しめるように設計されています。
さらに、パーゴラ(つるバラのトンネル)が見られるのは、春だけの贅沢です。トンネルの中は、美しいバラが咲き誇る夢空間。甘い香りがふんわりと漂い、色彩のグラデーションが歩みを進めるごとに変化していきます。
この建物は、ベルサイユ宮殿のプチ・トリアノン(小離宮)をモチーフにした「オランジェリー」。窓や外壁をはじめとする建具は、本場フランス製のものを取り入れています。
その佇まいは、中世フランスそのもの。時空を超えた非日常トリップを楽しんで。
バラを愛でた後は、優雅なカフェタイムはいかが?
フランス広場のカフェは、誰でも気軽に立ち寄れる無料エリアにあります。周囲は木陰に囲まれており、思わず深呼吸したくなる心地よさ。
屋外に並ぶテーブル&椅子を利用すれば、いつもより時間の流れがゆったりと感じられるはず。
メニューには、食用バラを贅沢に使ったスイーツやドリンクがたくさん。ふわりとバラが香る「バラソフト」は、一番人気のスイーツ。甘く、華やかで、フローラルな香りとクリーミーな甘さが絶妙にマッチした、特別なソフトクリームです。
14時から16時のティータイムには、限定メニューが登場。
バラのマドレーヌ、バラ型のクッキー、お茶の葉クッキーがセットになった焼き菓子セットには、ホイップクリームとバラソースが添えられています。
マドレーヌはしっとりとした食感でほんのり甘く、クッキーはサクッと軽やか。バラソースをつければ上品なアクセントに。華やかな香りと繊細な甘さに包まれながら、特別なひとときを楽しめます。
ドリンクのおすすめは、ここでしか味わえない「薔薇のコーヒー」(500円)。口に含むと、華やかなバラの香りが鼻に抜け、後からコーヒーのまろやかなコクとほのかな甘みが広がります。酸味は控えめで、苦味も穏やか。バラを使ったスイーツと合わせると、香りの余韻がより豊かになりますよ。
初夏のお出かけスポットに迷ったら、「河津バガテル公園」へ。異国の庭園で過ごすような非日常時間を満喫してくださいね。

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