成長がゆっくりめな我が子。心配性な母の心をほぐした完熟バナナケーキ

大人になるにつれ、辛いことや悲しいことがあっても、つい我慢してしまいがち。それでも心はすり減っていて、油断したら泣いてしまいそう…。そんな経験、誰しもあるのではないでしょうか。

とある町にひっそりとたたずむ、熊と鮭が営む不思議な甘味処。ここにも「しんどい気持ち」を抱えた大人が夜な夜な迷い込んできます。メニューは温かいお茶と、日替わりの甘いものが一品のみ。ふさぎこんだ人々の疲れた心を、甘いものがほっと癒します。

しんどいとき、泣きたいとき。夜にだけ開く甘味処で心を温めて。漫画に合わせて、編集部おすすめのレシピも掲載。あなたの心も、きっと癒やしてくれるはずです。

※本記事は中山有香里著の書籍『泣きたい夜の甘味処』から一部抜粋・編集しました。

心配性なお母さんとバナナケーキ

マンガ／著＝中山有香里『泣きたい夜の甘味処』（KADOKAWA）





■▶バナナケーキが食べたい！そう思ったら…
気分転換にもなるお菓子作り。
手作りの甘いもので癒される休日もいいですよね。
そんなとき「バナナのお菓子」を手作りしてみるのもいいのではないでしょうか。

ホットケーキミックスで作る！しっとり濃厚「バナナブラウニー」

■材料（20.5×16×高さ3cmのバット1台分）
板チョコレート（ビター）…2枚（100g）
バナナ…1本
卵…1個
ホットケーキミックス…150g
バター…80g
牛乳…大さじ2
砂糖…大さじ4

※電子レンジは600Wのものを基準としています。500Wなら1.2倍、700Wなら0.9倍の時間で加熱してください。また機種によって差がありますので、様子をみながら加熱してください。

■下ごしらえ
1.バットにオーブン用ペーパーを敷く。ペーパーの上にバットを置いて、底の部分に合わせて折り、4カ所（赤線部分）に切り込みを入れ、敷き込む。

2.バターは2cm角に切り、バナナは20枚くらいの輪切りにする。

■作り方
1.板チョコレートを手で2～3cm四方に割り、耐熱ボウルに入れ、バターを加える。ふんわりとラップをかけて電子レンジで約1分加熱する。ゴムべらで、ゆっくりなめらかになるまで混ぜる。急いで混ぜると温度が下がり、チョコレートが溶けにくくなるので気をつけて！

2.オーブンを170℃に予熱する。

3.１のボウルに卵を割り入れ、泡立て器で混ぜる。なめらかになるまでしっかりと混ぜたら、砂糖、牛乳を加えてさらに混ぜる。

4.ホットケーキミックスを加え、ゴムべらで混ぜてなめらかにする。

ホットケーキミックスはだまになりにくいから、粉をふるわなくてOK！

5.バットに流し入れてゴムべらで表面を軽くならし、バナナを並べてのせる。

バナナをのせたら、バナナを指で軽く押さえて高さを何となく整える。

6.オーブンで約30分焼く。中心に竹串を刺して、どろっとした生地がつかなければ型のままさまし、食べやすく切る。

この状態ならOK！

【ポイント】
どろっとした生地がつく場合は、さらに2～3分ずつ長く焼く。

相性抜群なバナナとチョコの組み合わせ。冷めるとさらにしっとり濃厚に！ぜひ作ってみてくださいね。



バナナブラウニー レシピ考案＝森崎繭香／撮影＝福尾美雪