広島県の農家から届く規格外のフルーツや野菜をジェラートに。宮島口の「Gelateria&Factory Loop」へ

  • 2024年7月17日
  • ことりっぷ


宮島旅の前後に、宮島への船が発着する玄関口・宮島口の散策はいかがでしょうか。あなごめしの老舗から新しくオープンしたショップやカフェまで立ち寄りたいお店が点在しています。JR宮島口駅からすぐの「Gelateria&Factory Loop(ジェラテリアアンドファクトリーループ)」もそのひとつ。こちらは「循環」をテーマに、フードロスに取り組むジェラートの専門店です。テイクアウトはもちろん、イートインでゆっくりと味わうこともできますよ。
こちらでは「フードロスを減らしたい」という想いから、ジェラートの素材には規格外の野菜や果物を使用。県内の農家から収穫してすぐの食材が直接店舗に届けられ、新鮮なうちに賞味期限がないジェラートやシャーベットに加工することで、フレッシュなおいしさを閉じ込めています。
ジェラートは常時8種類が並び、収穫状況によって内容は毎日変動しています。夏はさっぱりと味わえるジェラートがそろい、秋・冬になると新米や甘酒、きな粉など、こってりとした甘さのフレーバーが増えるそう。保存料や着色料は一切使用せず、野菜や果物をピューレやジャムに加工することで、素材本来の味わいや風味を生かしています。
サイズはシングル、ダブル、トリプルの3種類。フレーバーのレパートリーは100種類を超え、夏はプラムやブルーベリーのほか、トマトや焼きナスといった野菜のジェラートも登場する予定。また、定番の「はつかいちみるく」は、地元乳牛メーカー「チチヤス」のミルクをベースにした甘さ控えめのなめらかな味わいが魅力。なかにはスパイス×チョコレート、新米×栗など、珍しい組み合わせのフレーバーもあり、新感覚のジェラートに出会えるのも楽しみのひとつです。
築約65年の民家を店主自ら改装したという空間にも「循環」が取り入れられています。例えば、天井と壁には平和記念公園に寄贈され、廃棄される折り鶴や県産カキの殻を細かくしたものを漆喰に混ぜ込んで使用しています。また、店内の棚や机も民家に残っていたものがレイアウトされ、心地よい空間を彩ります。
季節を感じる広島食材のおいしさを循環させるジェラート店へ。店内では体や地球にやさしい調味料や規格外の野菜や果物を販売することもありますよ。宮島への船待ちの時間に寄り道してみてはいかがでしょうか。

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright (c) 1996- 2025 Shobunsha Publications All Rights Reserved.