A: 井戸掘りや植林など、地域の実情に即した作業を現地の人々とともに行うワークキャンプ。特別な体力や技能が必要とされることはほとんどないが、参加者が協力してつくり上げていくことが活動の趣旨なので、作業に対して意欲や積極性、行動力、協調性、責任感を持って取り組むことが必要だ。開催地の風俗・習慣や他の参加者の生き方などを尊重する姿勢も求められる。また、屋外での作業がほとんどのため、食事や宿泊などの環境が簡素であることは覚悟しておこう。
A: 第一次大戦直後の1920年、「互いの理解不足で、いかに多くの血が流されたか」を痛感したドイツとフランスの若者が、ワークキャンプを開いたのが始まりだ(「NICE」ホームページより)。その後もワークキャンプは継続され続けているが、その形態は多様化している。当初は国際協力分野で活動するNGO/NPOによるものが多かったが、近年は環境保護団体や祭りの運営、教育、文化などさまざまな分野に広がっている。