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「環境ボランティア」 詳細解説

読み:
かんきょうぼらんてぃあ
英名:
Environmental Volunteer

環境ボランティアの中でも長い実績を持つのが自然保護分野だ。各地で川や森などの自然環境を守る活動をしている環境NGO/NPOなどの団体では、早くからボランティアの力を借りて活動を続けてきた。また、ゴミ拾いや河川・海岸の清掃など美化活動にも、ボランティアが多く参加している。
これらの分野では、運営主体が地域で息の長い活動を続けている場合が多く、清掃などのイベントの時にボランティアに参加を呼びかけるため、参加者は好きな時に単発的に参加することが可能だ。野外での活動を通じて自然と触れ合う機会にもなり、日常の生活や仕事を忘れてリフレッシュしたい人が多く参加している。特に近年は若い人や女性の姿も見られる。

一方、環境問題に取り組むNGO/NPOの活動内容や理念に共感して、ボランティアとしてその団体を手伝う人も多い。20世紀末から環境NGO/NPOはその数を増し、法人格を取得する団体も多く、活動分野も増えている。このため、環境ボランティアの裾野も広がりを見せ、地球温暖化や化学物質汚染、水問題などのグローバルなテーマから、ゴミ処理やリサイクル環境教育、環境共生型のまちづくり・地域おこしなど、広範な領域でいきいきと活動するボランティアの姿が見られる。

また、環境NGO/NPOは小規模で予算が少ない団体が多く、事務局機能の一部や経理などの運営面をボランティアに依存しているところが少なくない。これに加えて、最近は自分の専門的な知識や経験をボランティア活動に役立てたいという人が全般的に増えている。環境分野では、事業中心よりも理念や社会問題の解決などが先行する団体が多く、政策提言や広報が活動上大きな意味を持つことから、政策提言(アドボカシー)や広報まで担うボランティアが増加することが予想される。

今後、環境ボランティアを受け入れる側の受け入れ体制の整備が課題だ。

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