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「エコドライバー」 詳細解説

読み:
えこどらいばー
英名:
Eco-driver

車を運転する時に少し気をつけるだけで、環境対策を実践することができる。駐停車時にエンジンを停止させるアイドリングストップをこころがけ、空ぶかし、急発進、急加速、急ブレーキなどの行為をやめて無駄な燃料の消費を抑える。このように、環境負荷を軽減させる自動車の使用を「エコドライブ」といい、エコドライブを実践する運転者を「エコドライバー」と呼ぶ。エコドライブは環境によい運転であるだけでなく、燃費の向上や交通事故の削減、周囲からの信頼向上にもつながる。

エコドライブについては、エコドライブ普及連絡会が定めた「エコドライブ10のすすめ」を、エコドライブ普及推進協議会が中心となって広めてきた。「ふんわりアクセル『eスタート』」、「加減速の少ない運転」、「早めのアクセルオフ」、「適切なエアコン使用」、「アイドリングストップ」、「渋滞の回避」、「タイヤの空気圧点検」、「不要な荷物をおろす」、「駐車場所の配慮」、「マイカーの燃費を把握」の10点に気をつけることで、エコドライブの実現に近づく。

活動をさらに広げようと、環境省は、2013年12月から「エコドライバープロジェクト」を行っており、専用サイトもある。同プロジェクトは、エコドライブを行う人をエコドライバーと呼び、エコドライバーを目指すことがドライブマナーの標準であると呼びかける取り組みだ。日本自動車工業会などの関係団体や多くの企業が賛同を表明している。さまざまな知恵を皆で共有することで低炭素社会の実現を目指す、同省による気候変動キャンペーン「Fun to Share」のアクションでもある。

同省によると、エコドライバーは4つの幸せを生み出すという。第一に、燃費が約1割向上する。第二に、二酸化炭素(CO2)の排出量を、約1000万t削減することができる。第三に、交通事故がおよそ半分に減り、第四に、同乗者や周囲からの信頼度がアップする。

地方自治体による取り組みも盛んだ。大阪府は、「おおさか交通エコチャレンジ賞」を設けて、エコカーの使用やエコドライブの推進、公共交通機関の利用などの面ですぐれた取り組みを行った事業者を表彰している。山形県は、「笑顔で実践 新緑さわやか エコドライブ」を合言葉に、県民にエコ通勤やエコドライブの実践を呼びかけている。

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