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「ジュゴン」 Q&A解説

読み:
じゅごん
英名:
Dugong
  • Q: ジュゴンとマナティーの違いは?
    ジュゴンとマナティーはよく似ているが、どこがどう違うのだろうか。

    A: ジュゴンとマナティーは、いずれも海牛目に属する海棲哺乳類で、一見しただけでは見分けがつかないかもしれない。しかし、細かく見ていくと、いくつもの違いがある。まず、ジュゴンには牙があるがマナティーにはない。両科とも前足が魚のひれのような形をしているが、ジュゴンには無い爪がマナティーにはあり、ジュゴンにはひじがあるがマナティーには無い。また、ジュゴンの尾びれはイルカに似た三日月形をしているが、マナティーのそれは丸いへらのような形をしている。さらに、ジュゴンは1種だけだが、マナティーは3種及び亜種がいる。食べ物も、マナティーは野菜なども食べるが、ジュゴンは海草のアマモしか食べない。

  • Q: ジュゴンが減っているわけは?
    ジュゴンの個体数が減少している理由は?

    A: ジュゴンは、かつて日本でも沖縄近海でよく見られたそうだが、現在では個体数を減らしている。その原因はさまざまだ。漁業による影響としては、定置網などにより誤って捕獲される事故がほぼ毎年報告されている。海底の掘削や浚渫、埋立などによる海草や藻場への影響も深刻だ。このほかに、沖縄ならではの赤土の流入、リゾート・レジャー振興に伴うストレスの増加、陸域における開発行為、地形の変化による海流への影響なども要因と考えられている。

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