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「異常気象」 Q&A解説

読み:
いじょうきしょう
英名:
Extreme Weather
  • Q: 異常気象の判断基準は?
    気象庁が異常気象であると判断する場合の基準はあるのだろうか?

    A: 気象現象のうち、過去の経験から大きく外れ、人が一生の間にまれにしか経験しない現象を異常気象と呼ぶ。気象庁は「過去30年間に観測されなかったほどの値を観測した場合」のことを、異常気象と定義している。同庁による「異常気象レポート2005」における主な判断基準は次のようなものだ。
    1) 異常高温(低温):月平均気温の平年差が、平年値統計期間である1971〜2000年の標準偏差(目安)の1.83倍以上
    2) 異常多雨(少雨):月降水量が平年値統計期間における最大値以上または最小値以下

  • Q: 2010年夏の猛暑は異常気象?
    かつてない猛暑だった2010年の夏は、やはり異常気象だったのだろうか?

    A: 2010年9月、気象庁異常気象分析検討会を開き、同年6〜8月に日本を襲った猛暑について「30年に1度を超える異常気象である」との見解をまとめた。同庁によると、この期間の平均気温は統計開始以来最も高く、夏の地域平均気温も同様に高い記録となった。また、8月の北〜西日本における地域平均気温は、統計開始以降第1位となった。原因のひとつとして北半球中緯度における対流圏の気温が高くなったことをあげ、地球温暖化が関係している可能性があると指摘している。

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