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「PFOS(パーフルオロオクタンスルホン酸)」 Q&A解説

読み:
ぱーふるおろおくたんするほんさん
英名:
Perfluorooctanesulfonic Acid
  • Q: PFOSの用途は?
    製造や使用が禁止されたPFOS。何に使われていたのだろうか?

    A: 有機フッ素化合物のPFOSは、強いはっ水性や化学的・熱安定性、耐薬品性などの性質があるため、紙製品の防水やフライパンのコーティングなど、家庭や産業界で幅広く用いられた。しかし、難分解性、残留性、生物への蓄積性などがあることがわかり、POPs条約(残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約)の対象物質に追加された。日本でも化学物質審査規制法の改正により、2010年から製造・輸入・使用が禁止された。ただし、製品の製造に不可欠で環境汚染のおそれがない場合に限って、製造や使用が許容される。具体的には、半導体用のエッチング剤、レジスト、業務用写真フィルムの3用途が指定されている。

  • Q: PFOSによる環境や健康への影響は?
    PFOSは、環境や人の健康に対して、どのような影響を及ぼすのだろうか?

    A: 有機フッ素化合物のPFOSは、さまざまな優れた特性をもつ界面活性剤として、家庭や産業界で広く用いられた。しかし、化学的な安定性ゆえに環境中で分解されにくい上に環境中に広く存在し、生物への蓄積性がある環境汚染物質として規制が求められるようになった。また、継続的に摂取した場合は人への毒性もあることが懸念される。国際的な規制として、POPs条約(残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約)締約国会議で同条約の付属書に追加され、製造・輸出入・使用が原則禁止となった。日本ではこれを受けて化学物質審査規制法が改正され、2010年から製造・輸入・使用が禁止された。

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