環境保全や化学物質の安全性などに関する政策の決定にあたり、環境への影響や人の健康への被害が発生していない場合や、原因行為や物質との因果関係を科学的に証明できない場合でも、予防的に規制していく考え方。1992年にブラジルのリオデジャネイロで開催された地球サミットで採択された「環境と開発に関するリオ宣言」に明記されたのをきっかけとして、さまざまな国際協定や規制のほか、各国の国内法などに採用されている。
日本には予防原則を採り入れた法律はないのだろうか?
環境への影響を未然に防ぐため規制を行う予防原則の考え方は、貿易障壁になるのではないか?