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「雨水貯留浸透」 とは

読み:
うすいちょりゅうしんとう
英名:
Rainwater Storage and Infiltration

雨水を貯留させたり、地中に浸透させたりすること。またはそれらを実現するための技術。タンクなどにためた雨水を、トイレの洗浄水や植木の散水、洗車、防火用水などに有効利用することは、限りある水資源の節約につながる。とくに都市部では舗装化が進んでいるため、雨水の地中への浸透が阻害され、都市型洪水や地下水低下の原因になっている。地下に浸透せずに河川や下水道へと流出する雨水を効率よく浸透させることは、災害防止に加えて地下水の涵養にも貢献する。

雨水の貯留や浸透には、専用に開発された貯留浸透施設を用いることが効果的だ。これらの雨水利用施設の設置に対しては、国土交通省や地方自治体が助成を行っており、融資制度もある。国内に雨水や再生水の利用施設は3654施設あり、その約半数を雨水利用施設が占めている。2014年5月には、雨水利用施設の設置を推進するための規定を盛り込んだ「雨水の利用の推進に関する法律」(雨水利用推進法)が公布、施行された。

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