ゴミを焼却する際に発生する余熱を、電力として回収して発電する技術。燃料が廃棄物であるため石油の使用量を削減でき、温暖化の原因物質である二酸化炭素(CO2)の排出抑制につながる。余剰熱量で蒸気タービンを回し、発電するシステムが標準的だ。つくった電力は自前で使用するか、電力会社へ売電するケースが多い。
国内にある約1300の焼却施設のうち、約300の施設がゴミ発電を行っている。政府は、2012年度におけるゴミ焼却施設の総発電能力を約2500MWまで向上させることを目指している。このため、循環型社会形成推進交付金において、高効率ごみ発電施設の整備事業に対する補助を、2013年までの時限措置として行っている。