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「E10」 とは

英名:
Fuel containing 10% Ethanol

ガソリンにバイオエタノールを10%混合してつくった自動車用燃料。バイオエタノールは、トウモロコシやサトウキビなどの植物資源をアルコール発酵させてできるエチルアルコールだ。再生可能エネルギーであり、バイオエタノールを活用することで京都議定書では温室効果ガスの排出量としてカウントされない利点がある。また、オクタン価が向上し、燃費が改善できるとされている。E10は米国やブラジルなどで自動車用燃料として広く流通しており、日本でも環境省が普及を進めている。

国内ではE10対応ガソリン車がまだ一般販売されていないが、登場する日は近い。環境省の中央環境審議会は2010年7月に行った答申「今後の自動車排出ガス低減対策のあり方について(第十次報告)」のなかで、E10対応ガソリン車の排出ガス基準についての基準と、その前提となるE10の規格などを整備する必要があるとしている。また、今後の課題として、給油・駐車時に蒸発する炭化水素(HC)を低減することや、エタノール混合による大気汚染物質の低減などが必要であるとしている。

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