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「クラウドファンディング」 Q&A解説

読み:
くらうどふぁんでぃんぐ
英名:
Crowd funding
  • Q: なぜクラウドファンディングが注目されているの?
    今、なぜクラウドファンディングに注目が集まっているのだろうか。

    A: 米国で始まったクラウドファンディングは、個人やベンチャー、NPOなどのプロジェクトを実現するため、事業主体がウェブサイトを通じて多くの人の共感に訴えて、資金を調達する手法だ。対象は、社会貢献や環境保全、国際協力、被災者支援など多岐にわたる。日本にもインターネットを用いた寄付の仕組みはあったが、多くの人から少額を募って大きな成果を上げるまでには至っていなかった。クラウドファンディングの場合、出資を募る主体が専用サイト上で事業の必要性や計画を提示し、趣旨に共感した人が支援金を出資し、その額に応じた商品やサービスの引換券などを受け取る仕組みになっている。従来の寄付に比べて事業の成果がより「見える化」されていることに加えて、支援者が成果の一部を入手できる点が大きな特長だ。こうしたことが、「何か世の中のためになることをしたい」と考える人々の支持を得ている理由だろう。

  • Q: クラウドファンディングの好例は?
    国内で実施されてうまくいった、クラウドファンディングの事例があれば教えてほしい。

    A: 名古屋市にある東山動植物園は、クラウドファンディングサイトの「READYFOR?」(レディーフォー)で、飼育しているコアラが食べるユーカリの栽培費用の支援者を募集した。2013年1月に2カ月の期間で目標金額100万円の募集を行ったところ、終了日を前に400万円を突破した。支援金の額は2000円から3万円まで4段階あり、金額に応じて出資者が受け取ることのできる引換券の中身も変わる。また、同サイト上で募集が行われた「陸前高田市の空っぽの図書室を本でいっぱいにしようプロジェクト」や、「ナプキンをフィリピン農村部の女性に届けるプロジェクト」も、最終的に目標金額を大きく上回る資金を調達することに成功した。

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