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海野和男のデジタル昆虫記

ペルー昆虫記 カリコレ

ペルー昆虫記 カリコレ
2006年12月16日

 昨日の岩合さんのパーティーではアニマル度というのが話題になっていた。アニマル度とは動物的感覚と言うことだと思う。人間はだんだんと野生動物がもっている勘のような物を忘れつつある。アニマル度が高ければ、野生動物の中にすんなり入って写真が撮れるという物だ。ぼくもペルーに行って来て、アニマル度が少しは戻ったかなと思う。
 さて、今日は小型の美しいタテハチョウの写真だ。カリコレは ウラモジタテハによく似たチョウで、一回り大きい。おかしいのは一回り大きいだけで立ち振る舞いがずいぶんちがうことだ。
 どんな風にちがうかと言えば、翅を見せびらかすように滑空したり、飛び回ったりする。ウラモジタテハよりずいぶん大きい顔をしている。このような人間的な振る舞いが見られるのがチョウの世界だ。それが、なんだかチョウ好きの人の行動に似ているような気がしておかしい。
 カリコレはアグリアスにも模様が似ている。アグリアスのようになりたかったのかアグリアスに擬態しているのか、チョウを見ながらそんなことを考えてみるのも楽しい。

ぼく バナナムシの特別ページができました。飼い方やぼくのインタビュー、読者の声もあります。

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