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海野和男のデジタル昆虫記

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます
2006年01月01日


 小諸日記の読者の皆様、あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 デジタルカメラがあってこそ毎日更新ができる小諸日記ですが、いまやそんなことは当たり前になったようで、ブログのようなものが大流行です。だれでもがその気になれば自分から情報を発信できる新しい世界がきているのです。
 ぼくのまわりにはインターネットなんていやだよといわれる方もまだおられます。インターネットは宝の山だと思います。勿論ゴミも多いのかもしれませんが、それだけ混沌とした世界で、そこから何を汲み取り、どんな世界を再構築していくかという分岐点にさしかかっているような気がします。
 インターネット上の掲示板などを見ていると、新たに何か新しい秩序が生まれてくるのではないかと思います。それはすばらしいことなのですが、インターネットになじめないわれわれ団塊の世代ももっともっと発言していかなければならないのだと思っています。ぼくの若い頃は世代間闘争ということがよく言われました。世代によって考え方が異なったのです。
 今は、世代間というより、ネットという新しく生まれたメディアになじめる人と、なじめない人との闘争というよりも格差が生まれつつあるように思えます。なじめない人も現実世界あってのバーチャルの世界ですから、持っているものは大きいはずです。だからもっともっとネットで発言していかなければならないのだと思っています。
 ぼくは今年59才になりますから、まさに団塊の世代です。団塊の世代は戦後の混乱の中で育ち、右肩上がりの時代に育ってきました。豊かになったからこそ今の時代があるのですが、いつしか改革の精神を忘れて、保身的になっているような気がします。
 そんな団塊の世代もそろそろ定年を迎えます。若い世代から目の上のたんこぶと言われるのは誇ってよいとして、お荷物と言われることもある世代です。
 新しい世界なんてわからないし、もう引退だからとネット社会を拒否したりしておられる方もおられるのではないかと思います。けれど古い時代と新しい時代の真ん中で青春から中年時代をを過ごした私たち団塊の世代には、まだまだやること、伝えることががたくさん残っているのではないかと思うのです。
 定年になって、これから豊かな老後をといっても、さてこれからの日本には豊かな老後を支える若者は少ないのです。勿論、ある程度の生活はできるので、今までできなかった趣味などの世界で自分の力を発揮できたらと思っておられる方も多いと思います。趣味の世界に没頭するのは、それはすてきなことです。田舎や南の島へ行ってしまい、世間と没交渉の世界に埋没するのも素敵なことです。
 でもそれができないならば、新しい世界に飛び込んで、今までの貴重な体験と、今後のたゆまぬ努力で、新世界へ順応していくことが必要なのではと思っています。
 ぼくも実は60になったらマレーシアに住んで、楽しい老後を送ろうかと思っていました。20年ほど前からそう思っていたので、やってみたいなと思いますが、実現できるかどうかはわかりません。今はそういう生活は結構はやってるようですが、それもまた実行するには思い切りが必要です。日本でまだまだやることがあると気張って生きるほうが楽かもしれませんね。さてどう生きるかは自分自身で決めるのです。
 写真は今年のぼくの年賀状です。写真は2005年撮影のものです。

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