2025/02/24 11:10 ウェザーニュース
先週から続く長い寒波の中で、最後の活発な雪雲が北陸や西日本を通過中です。昼過ぎにかけて積雪が増加するおそれがあるため注意をしてください。
上空5500m付近で−33℃以下の寒気を伴った気圧の谷が本州付近を通過していて、北陸から西日本で雪が強まっています。11時までの6時間降雪量は京都府南丹市・美山で17cm、岡山県新見市・千屋と長野県野沢温泉村で16cm、広島県庄原市・高野で14cm、福井県小浜市で9cmを観測しました。
活発な雪雲は関西エリアや山陽にも広がり、11時には京都市で2cmの積雪となっています。京都市で積雪を観測するのは前回の立春寒波によって8cm積もった今月8日以来です。
これから昼過ぎにかけて中国や四国、近畿、北陸で断続的に雪が降り、内陸部を中心に積雪が増加するおそれがあります。市街地でも一部では道路にうっすらと積もってスリップしやすくなる可能性があるため、車の運転や歩行時には注意をしてください。
すでに多くの雪が積もっている地域では屋根からの落雪、雪崩などの危険性が高まっています。除雪時の事故などと合わせて注意が必要です。