今日は九州などで非常に激しい雨に 風も強まり荒天に警戒

  • 2025年5月9日
  • ウェザーニューズ

2025/05/09 07:48 ウェザーニュース

今日9日(金)は日本海を進む低気圧やそこから伸びる前線に向かって非常に暖かく湿った空気が流れ込むため、九州など西日本では激しい雨のおそれがあります。午後は風も強まり荒れた天気となる予想です。

道路冠水や河川増水、飛来物などに警戒してください。

局地的に50mm/hのおそれ 道路冠水などに警戒

九州ではほぼ全域で朝から雨の降り出していて、中国四国の一部でも弱い雨が降り始めました。九州南部の一部ではしっかりとした降り方になっています。

このあとは九州全域で本降りの雨となり、中国四国でも昼前後にはしっかりとした降り方になる予想です。午後は近畿や東海と時間とともに雨の範囲が東に拡大していき、関東でも夜には本降りとなる見込みです。


九州など西日本には梅雨の時期に大雨をもたらすような非常に暖かく湿った空気が強く流れ込むことで、大気の状態が不安定になり雨雲が発達すると予想しています。夕方から夜にかけては九州で局地的に1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨、中国四国でも1時間に30mm以上の激しい雨の降るおそれがあります。総雨量も多くなり、明日朝にかけての24時間で九州の多いところでは150mm以上に達する見通しです。

激しい雨による道路冠水や中小河川の急な増水などに警戒が必要です。

風も強まる予想 暴風警報が発表中

日本海を進む低気圧が急速に発達することで、午後は雨だけではなく風も強まります。7時現在で福岡県や佐賀県、長崎県、山口県には暴風警報が発表されています。

九州の北部沿岸や豊後水道から関門海峡周辺などでは南寄りの風が強く吹き、沿岸部では平均で15〜20m/s、瞬間的に30m/s以上の暴風が吹き荒れるおそれがあります。

この強い風により交通機関に影響の出ることも考えられますので、午後は気象情報に加えて、鉄道の運行情報や道路情報も確認するようにしてください。

東日本や北日本でも明日は強い雨に注意

明日10日(土)にかけては低気圧が日本海を進み、本州の太平洋側を前線が通過する見通しです。低気圧や前線に向かって南から湿った空気が流れ込む状況は続くため、東海から関東の沿岸部にも発達した雨雲がかかるるとみられます。

東海では明日の未明から早朝、関東は朝が強雨のピークとなる予想で、太平洋沿岸部を中心に1時間に30mm以上の激しい雨の降るところがある見込みです。週末を利用して、車で移動する場合は道路冠水や強い雨による視界不良などに注意をしてください。

東北でも日付が変わる頃から雨が降り出し、明日の午前中は本降りの雨となります。北海道は午後に雨の降るところが多く、夜は北海道の太平洋側で雨の強まる可能性があるため注意が必要です。

沖縄も明日から大雨に警戒を

また、沖縄や奄美では本州の南岸からのびる前線がかかり、今夜遅くから雨が降りやすくなります。明日10日(土)から明後日11日(日)にかけては前線が停滞する予想のため、雨が続く見込みです。

南から非常に暖かく湿った空気が流れ込むため前線の活動は活発になり、局地的には1時間に50mm以上の非常に激しい雨が降る予想です。雨雲の動きが遅くなった場合はそれ以上の激しい雨となるおそれがあります。道路冠水や中小河川の増水、土砂災害の発生などに警戒が必要です。

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