今日9日は低気圧の発達に伴い、九州を中心に風が強まっています。長崎県の雲仙岳では最大瞬間風速20メートル以上の風を観測しました。夜にかけて、30メートル以上の風が吹く所も。暴風に警戒をしてください。
今日9日は、前線を伴った低気圧が、発達しながら朝鮮半島に進んでいます。午前6時台には、長崎県の雲仙岳で最大瞬間風速21.0メートルを観測しました。また、午前8時台には鹿児島県などで最大瞬間風速20メートルに近い風を観測しました。
今日9日は、この後も九州や中国地方、四国などを中心に風が強まりそうです。特に、対馬海峡と九州西海上では、今日9日の昼前から夜のはじめ頃にかけて、南よりの風が非常に強く吹くでしょう。
9日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
対馬海峡 20メートル (30メートル)
九州西海上 20メートル (30メートル)
瀬戸内海 18メートル (30メートル)
陸上 18メートル (30メートル)
今日9日午前9時現在、山口県、福岡県、長崎県では暴風警報の出ている所があります。暴風に加えて、雨の降り方も強まり、局地的に激しい雨が降りそうです。横殴りの雨となり、荒れた天気になることもありそうです。交通機関への影響や外出や屋外の活動の際は、十分にご注意ください。
非常に強い風とは、平均風速が20m/s以上30m/s未満の風を表しています。時速だと、およそ70km〜110kmで、高速道路の自動車並みの速さです。これは、何かにつかまっていないと立っていられないような風で、車は通常の速さで運転するのが困難になります。このような風が吹くと、屋根瓦や看板が落下したり、飛散したりする恐れもあります。(なお、瞬間風速は平均風速の1.5倍程度になることが多く、時には3倍以上になることもあります。)
飛来物によって負傷する可能性がありますので、屋外での活動は警戒が必要です。非常に強い風が予想される場合には、植木鉢など飛ばされやすい物は屋内にしまいましょう。