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レジ待ちに割り込みされたのに、自分が悪者にされた!?理不尽なピンチを解決する「現代の仕置人」な創作漫画が痛快【作者に訊く】

  • 2024年4月25日
  • Walkerplus

レジ待ちの長い行列に、別の客が平然と割り込んできた!しかもその割り込みで、行列からは被害者のはずの自分の方に白い目が注がれてしまう。怒りと困惑で言葉も出ない中、鮮やかに解決した不思議な店員がいて……。
「はんなりギロリの頼子さん」「閃光少女」などの作品で知られるプロの漫画家・あさのゆきこ(@YUKIKOASANO)さん。ブログ・SNSでは個人制作の作品を数多く発表しており、2024年3月からシリーズとして公開されているのが、創作漫画「ののかさんは許さない」だ。

割り込みや講義ノートのレンタル強要、駐車場料金の踏み倒しと、日々の生活の中で時に出くわすマナー違反や不法行為。本作は、そんなトラブルの現場に、ある時はスーパーの店員、またある時は社会人聴講生とさまざまな立場で現れる謎めいた女性「ののかさん」が、颯爽と揉め事を解決していくというストーリーだ。現代社会の仕置人のような成敗ぶりにどこかスカッとする同作、制作のきっかけや作品への想いについて作者のあさのゆきこさんに取材した。


■「スカっと系」「エキセントリックな女性」二つを目指して生まれた作品
――シリーズを描き始めたきっかけと、作品の着想についてそれぞれ教えてください。

【あさのゆきこ】スカッと系の漫画を意識して描きたいと思ったのがきっかけです。あと、エキセントリックな女性を描いてみたいと思っていたので挑戦してみました。

――ある時はスーパー店員、ある時は聴講生、またある時は…と謎めいたののかさんの活躍が気になります。 今のところベールに包まれたキャラクターですが、主人公の人物造形のモデルなどはいますか?

【あさのゆきこ】ベースとなるキャラ、実在の人物は特にいません。実は自分でもよくわかりません……。

――また、ののかさんには現代の仕置人といったファンタジーさも感じる一方、取り巻く人々の悩みは等身大で現実感のあるものです。 こうした対比に、ののかさんのようなキャラクターが主役となった狙いがあるのでしょうか?

【あさのゆきこ】現実はスカッとみたいな展開は起こらず、列に割り込まれたら割り込まれたまま泣き寝入りで解決はしないので、そこを無理やりスカッとさせようと思ったらエキセントリックなキャラを登場させるしかないと思いました。結果、対比がすごいなと自分でも思っています…。

――本作は“生活の中のしがらみ”への眼差しは、ほかの個人作品と地続きな一方、 エンターテイメント性を重視した作風になっているようにも感じました。本作の方向性や、この作品で挑戦していることがあれば教えてください。

【あさのゆきこ】方向性は、ちょっと、というよりかなりファンタジーに振り切りました!読者さんが違和感を持たないかかなり賭けだな~、と思っています。キャラ立てに挑戦しています。

取材協力:あさのゆきこ(@YUKIKOASANO)

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