サイト内
ウェブ

【実話】6歳の息子がASD&ADHDを同時に発症!?発達障害のリアルな子育てを描いた漫画が話題【著者インタビュー】

  • 2024年4月25日
  • Walkerplus

河野りぬ(@job_rinu)さんはSNSやブログを中心に子育てなどのエッセイ漫画を公開している。2024年4月現在も投稿されている「息子の新たな凹凸の話」は、息子がASDやADHDなどの発達障害を発症し、小学校入学を目前に療育をしていくというエピソードだ。本作を描くようになったきっかけや裏話などについて、河野りぬ(@job_rinu)さんにインタビューした。


――本作はどのように誕生しましたか?また、本作は実話ですか?

実話です。発達障害に関する情報は多いので、「私が描かなくてもいいか…」と思っていたのですが、ある日ふと「珍しいことでも恥ずかしいことでもないんだから、別に隠さなくていいんじゃない?」と思い、同じ仲間たちに「私たちも仲間だよ~」という気持ちで描き始めました。

――息子さんがASDとADHDだと診断されたときの気持ちをお聞かせください。

「やっぱりか~」という気持ちと、「ダブル(ASD、ADHD)か~」という困惑の気持ちも少なからずありましたが、なにより診断が出たことで「いろいろサポートしやすくなった!」「さあ療育だ!」という前のめりな気持ちでした。とにかく療育に早く繋がりたかったです。同時期に指摘された赤緑色盲疑惑の方が「マジかよ…なんで息子ばっかり」というショックがありました。そのあとしばらく落ち込みましたが、夫の助言もあり、現在は前向きに過ごせています。

――息子さんは診断を受ける前と後で何か変化はありましたか?

言葉にはしていませんが、本人の中で漠然と感じていた困り感に大人たちが気付いて対処し始めてるというのは、感じていると思います。言葉の理解はできるので、大人同士の会話に聞き耳をたてて、自分が周りと少し違うことをなんとなく理解していっているような雰囲気もあります。

――本作で描かれたストーリー以外に、息子さんに関する余談などがあればお聞かせください。

本編であんまり息子のかわいいところを描けてないんですが、好きあらば「ママだいすき!」と言ってくる、自称「プリティボーイ」です(笑)。とても繊細ですが、傷つきやすい分、傷ついている友達を慰めてあげたり、かばってあげたりと憎めない奴なので、彼の名誉のためにもいずれそういう話を描いてあげたいなと思っています。

――最後に、現在子育て中の読者の方にメッセージをお願いします。

ここまで育ててきて、周りを見ても本当に子どもっていろんな子がいるな〜と思います。子育てしていると、何かと周りの視線や意見が気になってしまったり落ち込んだり、思い悩んだり…と、いろいろあると思いますが、子どもそれぞれの魅力を親が見失わないように、無理せず息抜きしながら一緒に頑張りましょう!!

発達障害の子育ては何かと苦労することが多く、ときには落ち込んでしまう親もいるかもしれない。本作は発達障害の子どもや療育についてリアルに描かれているので、発達障害のことをもっと知りたいという子育て世代の方はぜひ読んでほしい!



取材協力:河野りぬ(@job_rinu)

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright (c) 2024 KADOKAWA. All Rights Reserved.