育児や家族との日々を漫画にし、SNSで発信しているもしゃもぅさん(@mosyamou)。なかでも、以前住んでいたアパートの大家さんとの交流を描いた「大家さんとハムソー」は、心があたたまる内容に読者からの反響が大きく、今年1月に電子書籍化された。
ウォーカープラスではこの電子書籍から一部抜粋し、もしゃもぅさんのインタビューとともにご紹介。今回は息子のハムソー君を妊娠しているときと誕生したときの思い出。妊娠中、ひどい悪阻に悩まされていたもしゃもぅさん。通院のため何度もアパートにタクシーを呼び、乗り込むときに目が合うこともあったが、大家さんは何も声をかけず黙って見守っていたそう。
■大家さんは最初からハムソー君にメロメロだった
現在、ひどい悪阻についての体験も漫画にしているもしゃもぅさん。こちらも大きな反響を呼んでいるが、描こうと思ったきっかけについて聞いてみた。
「悪阻になったばかりのとき、あまりの壮絶さに同じ体験談を探し回りましたが見つからなかったので、それなら私が漫画にしようと決意しました。読者様の中には『現在、悪阻と格闘中』という方や『同じ体験をした！』という方も多く、共感してくださる方が多いです」
酷い悪阻を乗り越え、息子のハムソー君が無事誕生。大家さんに生まれたばかりの息子と共に「3人家族になりました」と挨拶に行くと、「ほええ」という顔をしたあと、実際に「ほええ」と言ったそう。
「大家さんは最初から息子にメロメロでした(笑)！きっと、赤ちゃんがお好きなのだと思います。声に出ずとも『かわいいなあ』と思ってくださっているのが、ものすごく伝わってきました(笑)」
当初は気難しそうだと思っていた大家さんだが、息子のハムソー君が生まれてからはかけがえのない大切な思い出がたくさん増えることに。2人の交流に心があたたまる表題のエピソードやSNSで好評だった家族の話、ほかでは読めない描き下ろしも多数収録した電子書籍「大家さんとハムソー」は、各電子ストアにて配信中。
取材・文＝石川知京
