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高い電気代に終わらない掃除機がけ…。広い戸建てはデメリットだらけ?「賃貸か持ち家か? こだわりマイホームを手放して賃貸生活でお金も貯まりました」【作者インタビュー】

  • 2024年3月18日
  • Walkerplus

4LDKの新築注文住宅を建てて憧れのマイホーム生活を送る...はずだったアベナオミさん一家。現実は、10年も経たないうちに築36年の賃貸マンションへ引っ越し、しかも間取りは5人家族で2LDK...。ローンが払えないわけでも、転勤でもないその理由とは!?「賃貸か持ち家か? こだわりマイホームを手放して賃貸生活でお金も貯まりました」連載第2回目は、アベさん一家がマイホームに入居して1カ月後に実感した、広い戸建てならではのデメリットについてのお話。



作者のアベナオミ( @abe_naomi_ )さんは夫と2男1女の5人家族。夫婦共働きで子育てしながら、念願の広々マイホーム生活を満喫していたが…広すぎる家はメリットもあるけど、デメリットもあった!部屋までいちいち遠い、掃除も庭の手入れも広すぎて大変、冷暖房費はかさむし、大きな収納があるからとかえってモノが増えていく、余計に部屋は片付かない。あげく町内会の当番まで回ってきて、どんどんタスクが山積みに。そんな中、たまたま生前整理を考えたことをきっかけに、よりミニマムな生活、防災を意識した室内環境を整えていったアベさん。なんとこの広いマイホーム自体が家族にとって不要かも!?ということに気づいてしまった…子どもたちの進学や老後など将来のお金の不安も考慮して、最大の固定費であるマイホームを手放すことを、ついに決断する!

断捨離、片付け方、家庭の防災から、子どもの教育方針、将来のための資金計画、不動産売却まで、暮らしや子育てのヒントが満載。住まいに困ってる人も、困っていない人も、ぜひ一読いただきたい、お役立ち実録コミックエッセイ。

■電気代は倍以上!?実際に住んでわかった“広い戸建て”の現実とは
マイホームに入居して1カ月後、アパート時代に比べて倍以上になった電気代に驚くアベさん。そのほかにも、掃除機がけがなかなか終わらないこと、2つ分のトイレ掃除が地味に大変なことなど、広い戸建てゆえのデメリットを実感していく。そして、大きな窓があるバスルームにも盲点があって…。

■夫婦でお金についての話し合いはヒートアップすることも…
広い家が当たり前の環境で育ってきたアベさん。4LDKの戸建てから2LDKの賃貸マンションと、自宅の広さが変わることについて話を聞いた。

――イラストレーター、デザイナーとして以前よりご活躍されていますが、漫画も描かれていたのでしょうか?(過去の作品などについて教えてください)

コミックエッセイのデビュー作は「お家ガールの自由すぎるひとり暮らし」(マッグガーデン)でした。この1冊をきっかけにコミックエッセイ・漫画の依頼が増え、いつの間にかコミックエッセイ作家になっておりました。コミックエッセイのほかに実用書の漫画も得意で「わたしの心と体を守る本 マンガでわかる!性と体の大切なこと」(KADOKAWA)や「マンガでわかる ひとり暮らしのトリセツ」(マイナビ)など生活に関わる実用書、「ゼロから始められる! マンガ 株 超入門」(西東社)など資産形成の本も得意分野です。

小さいころは漫画家になりたいと思っていましたが、物語を一から創作することが苦手で、中学生のときに夢を諦めました(早い)。そんな私を見かねた近所の図書館のスタッフさんが、けらえいこ先生の「セキララ結婚7年目の生活」をおすすめしてくれたおかげで、「コミックエッセイ」というジャンルを知り、今に至ります。

――広い家で育つと、その広さを当たり前に感じてしまったりするのでしょうか?自宅の広さが大きく変わることに抵抗を感じたりしませんでしたか?

交友関係が狭かった幼少期は、本当に広い家が当たり前だと思って生きていたと思います。むしろ我が家よりも広い家がほかにもたくさんあったので「むしろ狭い方」とさえ思っていました。

大きくなるにつれて、世界が広がり「あ〜もしかしてうちの実家って広いかも?」と知ることとなりました。4LDKの戸建てから2LDKの賃貸に引っ越しをするときは、流石に「ヒヨッた」アベでしたが、住み始めてみるとすごく快適でした。一番感動したのは真冬に家の隅々まで暖かいこと。広い実家や、元々住んでいた持ち家では家のあちこちに暖房の行き渡らない「極寒エリア」が存在していましたからね。

――「住まい」のことだけでなくお金のことや子育てについてなど、さまざまなシーンで夫婦でしっかりと話し合いをしているアベ家ですが、夫婦関係で気をつけていることはありますか?話し合っているうちにケンカになってしまったり、お互いの意見がうまく合わなかったりすることはないのでしょうか?

コミックではだいぶマイルドに描いていますが、まさに夫婦の戦いのような日もありました。育った環境も違う上に、夫はA型の経理マン。お金にはとてもシビアな目を持っているので、細かいことを気にしないO型の私と話し合うのは大変だったと思います。

話し合っているうちに、ヒートアップしてしまうときは必ず「私たちの目標」を見直すようにしています。なんのために、今お金の話し合いをしているのか?2人で目指しているゴールはなんだったのか?それを再確認することで、脱線を防ぎます。



次回は、家の中だけじゃなかった!マイホームのルーフ付きテラスや庭のデメリットについてご紹介する。ブリティッシュガーデンのような花咲く庭を夢見たものの、理想と現実は違っていて…。

取材協力:アベナオミ( @abe_naomi_ )

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