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「あんな男の何がいいんです?」バイト先の人気者、裏の顔はマウント気質!?粘着片思いの暴走にゾッとする【作者に訊く】

  • 2024年2月29日
  • Walkerplus

「いい人ぽいね」と周囲からの評判も上々だったバイト先の新人。恋愛でも「一目惚れ」と公言するなどストレートな性格なのかと思いきや、実は想像を絶する高圧的な人物で――。

Instagram(@negimayo3)とブログ「ここはネギマヨ荘」で、自分たちや周囲の経験をベースに漫画にして発信している2人組のクリエイター、ネギマヨさん。作品の多くはネギさんが作画を、マヨさんが原作と塗りを担当し、家庭でのトラブルや身近に潜む強烈な人物、ストーカー被害などをフィクションを交えた作品に仕上げ人気を集めている。

「変態の憂鬱~写真を撮ってあげる」は、2023年に連載形式で公開され、現在はAmazon Kindleインディーズにて無料の電子書籍としても配信されている作品。マヨさんが10代の頃に体験した出来事がベースになっており、バイト先の新人男性「キャメ」の一方的な片思いと、異常ともいえる粘着質な行動が描かれている。

一見礼儀正しい愛されキャラでバイト仲間ともすぐ打ち解けたキャメは、マヨさんと仲のいい同僚女性に気のある素振りを見せる。同僚の許可を取って連絡先を教えることにしたマヨさんだったが、いつしか許可してないのにマヨさんを呼び捨てにしたり、マヨさんが気になる相手を「あんな子どもっぽい男の何がいいんです?」と上から目線でくさしたりと、次第にキャメの二面性が明らかになっていく――というストーリーだ。

裏表の激しい人物が引き起こすトラブルが恐ろしい同エピソード。ウォーカープラスでは作者のネギマヨさんに、作品を振り返ってのこぼれ話を取材した。

■一見すると明るい人気者…表裏が激しい人物が引き起こす恐怖
――エピソードを振り返ってのお二人の感想を教えてください。

【ネギ】キャメは私の周りにはいないタイプのヤバい男でキモい!うざい!やばい!と、感情が忙しかったです。

【マヨ】連載終了後、Instagramで最後のイケ尾君のエピソードについてお怒りをもらいました。「あ、そこなんだ」と、なんかいい思い出になりました。でも実話なので、そこを盛っても仕方ないので……。

――主人公の友人がストーカーのターゲットになるのかと思いきや…、と展開が意外でした。

【マヨ】キャメはすごくモラハラ気質な性格なんだと思います。当時の私はなんではっきりしないんだろうとひたすら混乱していましたが、この話の数年後、ほかのケースでも「先にかわいい子をほめて、それでも俺はお前が好き」といった感じに狙われるような経験があり、「支配欲の強い人のあるあるムーブなんだな」と納得しました。

【ネギ】どう考えても嫉妬なんてしないのに謎ですよね…。でも私も似たような経験があるのでこの話を聞いてしっくりきました。

【マヨ】この漫画は怖いシーンメインで描いたのでいろいろ説明を端折った部分があり、今回のインタビューで話せてよかったです。

――ネギマヨさんの作品に登場するストーカーは一見して問題のある人物が多いですが、キャメは人当たりがいいというのもほかの作品と大きく異なるところです。

【マヨ】キャメのすごいところは最後まで職場の好感度を保ったまま私を悪人にし、私のごく近しい人しか本性を見せなかったところです。それほど外面はよかったので、私に好きな人がいなかったらキャメと付き合う可能性もあったのでしょうが、付き合ったらモラハラ粘着地獄だったと思います。

――ちなみに、あとがきに「ネギさんはキャメにあったことあるのかというくらい本人」とありましたが、作中のキャメのどんなところが似ていたのでしょうか?

【マヨ】「小太りの天然パーマで顔が濃い目。昔はモテていた空気を残すレベルの育ちのよい顔」と指定しました。すると、漫画のキャラクターがちょっと怖いくらい実物そっくりで返ってきました。

【ネギ】マヨの指定と私の描く絵がドンピシャすることがまれにあるんですよね。そうすると今度は身バレが心配になるんですが(笑)。

取材協力:ネギマヨ(@negimayo3)

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