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「渋谷凪咲さんと出会えたことは奇跡」。NMB48・小嶋花梨が2023年の活動から1stソロコンサートまでを振り返り!

  • 2024年2月28日
  • Walkerplus

「ポッター平井の激推しアイドル!」第273回は、NMB48の小嶋花梨さんが登場!

2016年6月に5期生として加入した小嶋さん。2018年11月よりグループの2代目キャプテンを務める彼女は今、ソロでの活動も精力的に行い、仕事の幅を広げている。そこで今回は、1stコンサートをはじめとする最近のソロ活動の話題に加えて、2023年12月に開催された渋谷凪咲卒業コンサートの裏話も語ってもらった(2024年2月7日取材)。

■念願の1stソロコンサートを振り返り!
――2024年1月14日に待望の1stソロコンサートを行いましたが、いかがでしたか?

「加入した当初は劇場公演にたくさん出演させていただいていたんですけど、『“公演職人”で終わるだろう』という声もあったんです。その当時の悔しさを8年かけて覆せたな、過去の自分に勝ったなって、自分がやってきたことを誇りに思いました。でもやっぱり、ひとりでステージに立ってみたら、ずっとグループで活動してきたからこその寂しさや不安、心細さがあったので、グループ活動はすごく大事な場所だと改めて実感しました」

――「僕らのユリイカ」を披露したときは涙するシーンもありましたね。

「『僕らのユリイカ』で涙が出るとは本当に思っていなかったので、自分にびっくりしました。その曲を披露する前、私がファンのみなさんへの感謝の気持ちを伝える映像が流れていて、私もそれを舞台袖で聞いていました。『僕らのユリイカ』は私がNMB48と出会ったきっかけの楽曲で、最近グループで披露するときはセンターで歌わせていただけるようにもなって、そんな大切な曲を初めてのソロコンサートでファンのみなさんの前で歌えていることにグッときて、気づいたら泣いていました」

――「僕らのユリイカ」という曲に出会っていなかったら、小嶋さんは今ここにいないかもしれないですね。

「そうですね。すべての始まりです」

――後輩メンバーの眞鍋杏樹さんがゲストで登場して、2人で3曲披露しました。

「セットリストを考えながら、もうひとりメンバーに協力してもらって、ペアダンスで私がやりたい世界観を一緒に作ってほしいと思っていました。同期の上西怜ちゃんやスタッフさんにも相談して、アンジュにお願いすることにしました。今までのNMB48にはなかった雰囲気のペアだったかなと思います。アンジュを選んでよかったです」

――眞鍋杏樹さんは「本気で好きになろう」と思って、小嶋さんのファンクラブに入会したそうですね。

「アンジュらしいなと思いました。真面目さが出ていて(笑)」

■プロデュース業にYouTuber活動…大忙しの2023年
――昨年からアパレルとネイルチップのプロデュースを始めましたね。そのきっかけは?

「もともとおしゃれに興味があって、何かできないかなぁと思っていました。私を応援してくださっている方は女性が多いということもあって、より楽しいと思ってもらえる機会を増やせたらいいなという思いもありました」

――いざプロデュースをしてみて、いかがですか?

「打ち合わせのときに知らない用語が飛び交っていて(笑)、本当にイチからの勉強という感じです。かわいいと思った服を作っても、着てみたら『何か違うなぁ』とか、やってみて気づくことも多いです。『たくさんの方に手に取ってもらうにはどうしたらいいのか?』を深く考えるようになって、それは結果的にアイドルとしても活かせるんじゃないかと思います」

――その分野でも先輩の吉田朱里さんや村瀬紗英さんに相談したりしましたか?

「相談はしていないです。でも頭の片隅で意識はしていて、先輩方が作ってきたブランドとは違う“自分らしさ”を大事にしなきゃと思っていました」

――個人のYouTubeチャンネルでは、さまざまな企業の社長さんにインタビューしています。こちらのきっかけは?

「グループのキャプテンとして、何か目に見える活動をしたいという思いがあって、メンバーと対談するところから始まりました。アイドルという狭い世界の中で活動していると、分野の違う人たちとお会いする機会がほとんどなくて、それがずっと不安だったので、関西で活躍されている社長さんとYouTubeで対談をするという形をとりました」

――社長さんたちと対談してみて、感じたことは?

「30社ぐらい行かせていただいたんですけど、社長さんが一番自分の会社を愛していて、“自分が誰よりも一番楽しむ”という方が多くて、私もそうなりたいと思うようになりました。キャプテンとしての在り方が変わりましたね。今まで以上に陽気になったと思います(笑)」

――「関西アイドル図鑑」では、今まで8組の関西のアイドルグループと対談しました。

「ほかのアイドルさんと絡む機会もほとんどないので、対談できて楽しいです。グループによってコンセプトや目指しているところが違うところに、おもしろさを感じます。もっと日本のアイドル文化を広めていきたいですね!」

■関西のテレビ番組で活躍中!サッカー番組のメインMCにも挑戦
――関西のテレビ番組のレギュラー出演も増えてきました。『おはよう朝日です』(ABC)では不定期出演ですが、町中華のお店をレポートしています。

「私の大好きなものが企画に繋がってうれしいです。『おは朝』は、おは朝らしい雰囲気があって、ロケをしていても『関西の朝の番組だなぁ』と、すごく感じます」

――土曜の朝は『せやねん!』(MBS)に隔週で出演中ですね。

「トミーズさん、アキナさん、徳井さん(チュートリアル)の中に入ると、子どもに戻ったような気持ちになります。VTRを観ている時間が長いので、親戚とこたつに入りながらテレビを観ている感じです(笑)」

――スポーツのコーナーもあって、阪神タイガースの話題も多いので、詳しくなったんじゃないですか?

「『せやねん!』のおかげで、阪神タイガースのファンのみなさんの気持ちがわかるようになって、いつの間にか私も試合をチェックするようになりました。NMB48には阪神ファンで有名なちっひー(川上千尋)さんがいるので、ちっひーさんのそばで学んでいます」

――そして2024年1月からは、ガンバ大阪を応援する『ガンバTV~青と黒〜』(MBS)のメインMCに就任しました!

「お話をいただいたときはびっくりしました。まだサッカーのことやガンバ大阪の歴史もあまり知らない私と一緒に、視聴者のみなさんにもサッカーを好きになってもらえたらと思います。私もサッカーの世界にも足を踏み入れられて、また視野が広がるんだなぁと思うと、すごくわくわくしています!」

――昨年の番組内で食野(めしの)選手にインタビューしていましたが、そのときにはメインMCに就任することは決まっていたんですか?

「決まっていなかったです。食野選手とお話させていただいて、アイドルとサッカー選手は全く別の世界だけど、『お客さんを楽しませるために、いいプレーをしたい』という思いは同じだなぁと。その共通点が見つかったときにビビッと来た感覚は、ここに繋がる何かだったのかなと思います」

■「凪咲さんと出会えたことは奇跡」
――3月3日(日)に2ndコンサートが開催されます。1stコンサートのサブタイトルが「鏡の中の花」で、今回は「愛の中の花」ですね。

「テーマカラーがあって、1stが青で、2ndが赤なんですけど、そのカラーから生まれる雰囲気を紐づけて世界観を作りました。今度は赤で、『情熱』とかいろいろなキーワードが出てきたので、そういう表現をしたいと思っています」

――自身のYouTubeで、「1stを超えたい!」と語っていました。

「ファンのみなさんの期待度も1stコンサートより上がっていると思いますし、自分のプライドとしても超えたいです。というより、超えられそうです!」

――ゲストは電気ナマズさんではないですよね?(笑)

「もう嫌です!(渋谷)凪咲さんがいないとやらないです(笑)」

――電気ナマズさんが登場した渋谷さんの卒業コンサートのBlu-ray&DVDが3月27日(水)に発売されますね。

「1日目と2日目が全く違う内容になっているので、そのギャップを楽しんでほしいなと思います。凪咲さんだからできたことがたくさんありましたし、それに携われたこと、一緒に盛り上げられたことが忘れられない、本当にいい思い出になりました」

――2日目に小嶋さんが渋谷さんと2人で、前田敦子さんのソロ曲「右肩」を歌った場面は感動的でした。渋谷さんは「1番はファンのみなさんに向けて、2番はこじりんに向けて歌いました」と、コンサート後に公開された動画で解説していました。

「私にとっても凪咲さんは右肩のような存在だったから、私は凪咲さんを思いながら歌いましたし、凪咲さんも私を思って歌ってくれていたんだと思うと、すごくうれしいですね」

――渋谷さんが「私の立ち位置をこじりんが作ってくれた」「こじりんがいなかったら、ここまで続けられなかった」と語る映像が流れて、2人の関係性を理解したうえでの「右肩」だったので、涙なしでは観られませんでした。おふたりも泣いていましたし(笑)。

「リハーサルから号泣でしたね。そんなふうに言ってもらえたこともそうだし、私も、そう思える人に出会えたことが奇跡だなと」

――歌い終えたあと、マイクを外して凪咲さんの耳元で何か言葉をかけていましたね。

「泣きながらだったのであまり覚えていないんですけど、『本当にありがとうございます。感謝の気持ちしかないです』という感じだったと思います」

――卒業するメンバーもいれば、新しく加入するメンバーもいます。2月末まで10期生を募集中ということで、キャプテンから未来のメンバーに伝えたいことは?

「NMB48は自分たちの劇場を持っていることが恵まれているなと思いますし、14年目という歴史があるからこそ、先輩方の思いを繋いでいくことも魅力のひとつだと思います。自分を今以上に好きになれますし、成長させてもらえる場所なので、勇気をふりしぼって、新たな一歩を踏み出してもらえたらうれしいです」

――最後に読者のみなさんにメッセージをお願いします。

「今のNMB48は『大阪から世界へ』というスローガンを掲げて、いろいろなことが進んでいます。グループとしてもうれしいお知らせをたくさんできたらと思っていますし、個人としても濃い1年を過ごせるようにがんばっていきますので、これからも応援よろしくお願いします!」

取材・文・撮影=ポッター平井

<ポッター平井・プロフィール>
構成作家・ライター。MBSラジオ「NMB48のTEPPENラジオ」などを担当。松田聖子さんの“輝き”に魅せられて以来、30年以上アイドルを応援し続けるアイドル・サポーター。

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