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「セクハラはされるうちが華」社内全員がパワハラ上司の味方…母親にも拒絶され、追い詰められた先に待っていたのは【作者に聞く】

  • 2024年3月6日
  • Walkerplus

――新卒で入った会社で、まさか2社連続パワハラにあうなんて。憧れの業界に新卒入社し、胸躍らせてスタートした社会人生活。しかし、待っていたのは…壮絶なパワハラ地獄だった…。

自身のリアル体験談を漫画にして発信している尾持トモ(@o0omotitomo0o)さんの初の電子書籍「人生崩壊 会社ぐるみのいじめで苦手な人と無理やり付き合わされました」が2024年1月30日にKADOKAWAから発売。ウォーカープラスでは、書籍の中から一部を抜粋して著者コメントと合わせてお届けする。

社内ぐるみのいじめ、罵声を浴びる日々…、苦手な人と無理矢理交際関係に。休職しても、適応障害になっても、つらい日常に終わりはない。嘘みたいだけど嘘じゃない。リアル体験記。



――「セクハラはされるうちが華」という女性上司の言葉に驚愕しました。当時の会社は“セクハラ・パワハラは当たり前”というような雰囲気だったのでしょうか?

そうですね。セクハラは若い女性が「してもらえる」ものなのだから、むしろ喜ぶべき。という感じでした。パワハラも、被害に遭っている人が居るとみんなわかっていても見て見ぬふりで、誰も注意しませんでしたね。

誰もハラスメントに対してまずいものと思っていない雰囲気の会社でした。

――母親にも味方になってもらえず、当時は苦しい思いをされていたと思います。この時の母親との会話の中で一番衝撃的だった発言を教えてください。

正直、全部です(笑)。ですがあえて選ぶなら、「自分の子どもが一生独身とか恥ずかしいしやめて」ですかね…。私がいじめやハラスメントにあって苦しみ泣きながら相談しても、先輩たちや嫌田さんの味方になって。娘の気持ちよりも、彼氏がいたり結婚することのほうが母親にとっては大事なのだな…と絶望でした。

――「空気を読め」と圧をかけてきた男性社員に恐怖を感じました。この時助けてくれるような人はひとりもいなかったのでしょうか。

ひとりもいませんでした。この会社がおかしいと思っていた人たちは、すぐに辞めていっていたので…。当時の社員たちにとっては、ハラスメント被害者が居ようと、空気を読んだり、その場のノリのほうが大事だったのでしょうね。

――嫌田さんに逆らえず苦しい思いをしている当時のご自身に言葉をかけるなら、なんと伝えてあげたいですか?

「その会社辞めたって人生何とかなるよ!大丈夫!まずは逃げてからいろいろ考えよう!」と言いたいです。当時は辞めてこの先どうする…ばかり考え、逃げれなかったので。



希望に満ちあふれていた新卒社会人が、過酷すぎる会社のパワハラで「人生が狂っていく」過程を描いた「人生崩壊 会社ぐるみのいじめで苦手な人と無理やり付き合わされました」は現在好評発売中。

取材・文=濱田瑠奈

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