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カルビが大好物の100歳!?ドナーカードを携帯する祖母は死すらもポジティブにおもしろく!【漫画の作者に聞く】

  • 2024年3月26日
  • Walkerplus

人生100年時代の超ポジティブメイカー、祖母・みや子。2017年末に「ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネートされ、人々に不安と希望を与えた「人生100年時代」というワードも記憶に新しい。高齢者を取り巻くネガティブな問題が社会に渦巻く現代。彼女は、震災、戦争、夫との離別…さまざまな不幸を乗り越え、100歳まで明るく生き抜いた“最強おばあ”である…!

“最強おばあ”の孫、きよまろさん(@sobomiyako98)は、戦争や震災を経て、この超高齢社会を100歳までポジティブに生き抜いた祖母・みや子のエピソードを「祖母・みや子98歳」として漫画化、発信。それをパワーアップさせた「祖母みや子100歳 年を取るってしんどいけど愉快だ!」が2024年3月20日に電子書籍で刊行された。

そこで、筆者・きよまろさんの漫画を中心に、祖母みや子の愉快な日常を多数紹介していく。これを読めば、きっと老いることを愛おしく感じることができるだろう。今回は、死をおもしろおかしく語る祖母みや子のエピソードをお届け。

みや子さんは歳を重ねても「カルビ」を好んで食べていたのだろうか?「祖母は胃が丈夫で食べることに貪欲な人だったと思います。総入れ歯でしたがイカでもタコでも食べましたし、焼肉が大好きでカルビは大好物でした(主治医を困らせていたとは思いますが)。戦争で飢えを知っている祖母は、食べられる喜びや感謝をいつも忘れないでいたように思います」

作中に描かれる、臓器を全摘する「ドナーカード」を持った経緯とは?「ドナーカードはだいぶ前から持っていたようです。自分が最期にできる人助けだと携帯していたのですが、年齢制限があることは知らなかった祖母です。冷静に考えたら100歳の臓器を欲しい人なんて…と苦笑してしまいますよね」

著者のきよまろさんが作品に込めたメッセージとは。「祖母はポジティブな人でしたので、自分に都合よく捉えることは日常茶飯事でしたが、晩年は遺される人が悲しまないようにする配慮なのか、エイジングや死についておもしろおかしく語る(ネタにする)ことが多かったように思います。そのことで、私たちは『死』がとても身近なものになりましたし、死が『忌む』ことばかりではないと受け入れることができました。人間は死亡率100%。いずれ終わるなら命がある限り一日一日を楽しく大切に生きたいものですね」

今を生きる老若男女を元気にする、100歳まで生きた“最強おばあ”祖母・みや子。いくつになっても「自分らしさ」を追い続ける姿は、年を重ねていく我々に勇気と導きを与えてくれる。

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