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DVや虐待経験者がお客!?裏稼業で働く作者が描いた「夜逃げ屋日記」がネットで話題に【作者に聞いた】

  • 2023年8月14日
  • Walkerplus

宮野シンイチ(@Chameleon_0219)さんの実話を基に描かれた「夜逃げ屋日記」が、ネットを中心に話題を呼んでいる。今回は、この夏読んでみたい漫画「夜逃げ屋日記」のほか、過去にウォーカープラスにて紹介したしののめのよこ(@simeyoco) さんの「社会復帰オタク阿修羅編」、咲間はち子(@hachiko_sakuma)さんの「葬礼の案内人」の3作品を紹介しよう。

■裏稼業「夜逃げ屋」をテーマにしたほぼ実話
本作は、「夜逃げ屋」に就職した宮野シンイチさんが体験したほぼ実話である。当時漫画家を目指す宮野は、出版社に漫画を持ち込むも「おもしろくない」とのことで不採用…。そんなとき、ふとテレビで夜逃げ屋の存在を知ることとなる。そのテレビ特集を見た宮野が『漫画に出来るかな…』と思い、勇気を出してテレビに登場していた夜逃げ屋の会社に電話することから、全てが始まるのであった。DVや宗教などの被害に遭う依頼者が登場し、夜逃げを実行させていくユニークな作品だ。

宮野シンイチさんに「夜逃げ屋」の存在を知ったときの心境について伺うと、「30年近く前に、夜逃げ屋本舗という有名なドラマがありました。そのドラマと同じように、借金を返済できなくなった人を夜逃げさせるのが夜逃げ屋の主な仕事だと思ってましたが、DVや虐待やストーカーなど、最近ニュースでよく耳にする問題を抱えた人を夜逃げさせることが主な仕事だと聞いて、時代の流れを強く感じました」と語る。

「夜逃げ屋日記」は2023年6月より書籍が発売している。描き下ろし45ページ以上を収録しているので、興味があればぜひ読んでみて!




■オタク気質の母が息子を保育園に入園!?
職場復帰することになった主人公の母は、息子を保育園に入園させることに。オタク気質の母なので、0歳の息子が保育園で集団生活に馴染めるかどうか不安であった…。仕事を定時で切り上げて保育園へ迎えに行ったところ、なんとそこにはお友達と仲良く遊ぶ息子の姿が…!?先生に保育園での息子の一日の様子について聞くと、楽しそうに遊んでご飯もよく食べていたそうだ。オタク気質の親には、ぜひ読んでほしい作品。

現在発売中の単行本「人生に息子がログインしましたが、今日も限界ヲタクです。」は、同人女の元にかわいい息子がやって来たという設定の漫画だ。気になる方は読んでみて!




■故人の想いがわかる「葬礼の案内人」
葬儀屋の清見は、故人の記憶を見ることができる不思議な力を持つ。母の他界に心底悲しむ娘の美幸さんは、葬儀の打ち合わせで訪れた清見に出会う。母のことについて話していると、清見は母の想いを知りたいかと美幸さんに尋ねる。美幸さんは冗談だと思いつつも、清見の言うとおりに手を合わせて目を閉じてみると…!?故人の想いがわかるスピリチュアルな作品だ。

咲間はち子さんに本作で工夫された点について聞くと、「配信時にコマ枠の太さが表示されるのかわからなかったので、記憶のシーンは枠に近いところを白か黒でぼかしてます。夢を見ているときのような不鮮明さが伝わるといいなと思います」と話してくれた。

「葬礼の案内人」はめちゃコミックにて好評連載中。また、2023年7月20日に単行本が発売されたので、ぜひ読んでみて!




取材協力:宮野シンイチ(@Chameleon_0219)/しののめのよこ(@simeyoco) /咲間はち子(@hachiko_sakuma)

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