小諸マチナカ回遊プロジェクト実行委員会は、長野県小諸市において、小諸市の文化・芸術・食をめぐり歩くまちなか回遊イベント「こもろ浪漫2023春」を2023年4月15日から5月21日(日)まで開催している。
「こもろ浪漫2023春」では、小諸市や旧北国街道沿いの寺社、店舗、施設の協力のもと、魅力的なスポットを歩いて回れるウォーキングマップを作成。約2時間半のコースでさまざまな文化や歴史、自然が融合した「こもろ浪漫」に触れることができる。
ゴール地点の「与良館(よらかん)」では、回遊で感じたことを一句詠んだり、アンケートに答えた人に粗品をプレゼントするほか、Webアンケートに回答した人には抽選で小諸のおいしい逸品をプレゼント。回転式のオリジナルスタンプ「輪印(りんいん)」や、お寺の境内で行う「こものみ市」など、内容をさらに充実させた特別企画も用意する。
また、今回はしなの鉄道協力のもと、「こもろ浪漫2023春開催記念入場券」を発行。こもろ浪漫らしいオリジナルの絵柄がデザインされている。
回転式のオリジナルスタンプ「輪印(りんいん)」は、旧北国街道沿いのお寺に加え、新たに小諸駅にも設置。明治時代の小諸の町並みを歌った「小諸唱歌」の一節と、設置場所にちなんだ絵柄が描かれた「こもろ浪漫」開催期間中だけの特別スタンプ。
5月20日(土)には、お寺の境内を会場に、“こも”を敷いて広げる蚤の市「こものみ市」も開催。小諸の蔵から出てきた逸品や、小諸市をはじめとした長野県内の作家、飲食店が出店する。前回に引き続き、「こども店長」企画が実施されるほか、お寺でアーティストが演奏するTeLIVE(テライブ)も開催される。
こもろ観光ガイド協会協力の「徳川家縁のお宝を巡るガイドツアー」は、徳川家からの賜物、家康公の母の位牌寺をめぐり、小諸の歴史、文学、史跡に精通したガイドが約2時間のコースを笑顔で元気に分かりやすく案内してくれる。
浅間山の麓に位置し、小諸城を中心として大きく発展を遂げた小諸市。小諸城は城郭が城下町よりも低い場所に位置する日本唯一と言われる「穴城」で、城を取り囲むように城下町と自然風景を残すための多くの寺社が配置されている。
雄大な自然に囲まれ、上質な文化を育んできた小諸は、多くの文化人や芸術家の感性も魅了してきた。長野県出身の文豪・島崎藤村は自然や生活の様子を新鮮な感覚でとらえ、優れた作品を残している。近代の俳人として名高く、生涯20万句を超える俳句を詠んだとされる高濱虚子も、小諸の風土に接し、新たな世界を現出した。
旧北国街道沿いには、江戸、明治、大正、昭和の多くの建築物が混在し、近年では小諸に魅了された移住者や若い人が、既存の建物を活用して飲食店を開業するなど、新たな息吹も感じられる。
■まちなか回遊イベント「こもろ浪漫」概要
季節を感じながら、旧北国街道沿いの寺社や店舗、記念館などを歩いてめぐる。イベント開催期間中には、島崎藤村が原稿用紙に使用していた内山障子紙を使った「トラベルノート万覚帖」の販売やガイドツアー、回転式スタンプ「輪印(りんいん)」などの特別企画も開催。
今回は、しなの鉄道「こもろ浪漫2023春開催記念入場券」を枚数限定で発行。詳細は「こもろ浪漫」の公式サイト、または Instagramで確認を。
＜開催期間＞
2023年4月15日(土)～5月21日(日)
・こものみ市：5月20日(土)
・徳川家縁のお宝を巡るガイドツアー：5月20日(土)
＜参加方法＞
しなの鉄道小諸駅または小諸市観光案内所で「こもろ浪漫マップ」を受け取って参加しよう。
＜参加費＞
無料※一部入場料がかかる場所あり
徳川家縁のお宝を巡るガイドツアー：粂屋のおにかけうどん・コーヒー付き 1人1500円(食事なしの場合は1人1000円)
ガイドツアーの申込み・問い合わせ先：小諸市観光案内所こもろ観光ガイド協会
TEL：0267-22-0568(9:00〜17:00)
■こものみ市 ボランティアスタッフ募集
5月20日(土)開催「こものみ市」の運営において、ボランティアスタッフを募集している。イベントを一緒に支えながら、さまざまな人と交流し、より小諸を知る機会となり、地域を元気で持続的な場所にしていくことが目的にある。
＜募集内容＞
日時：2023年5月20日(土)9:00～16:00
※2時間ぐらいのお手伝い後、他の時間でイベントを楽しんでもOK。
活動内容：各寺の事務局窓口運営・設営・撤去
支給品：こもろ浪漫特製「小諸のえびす神てぬぐい」
エントリー方法：こもろ浪漫サイト「こもろ浪漫2023春開催概要」ページから申し込み可能。
今回のイベントについて、担当者に話を聞いてみた。
「(イベントの意図や狙いは？)長野県小諸市への観光客や移住者の増加を狙っています」
「(イベントのイチオシ、目玉は？)4寺合同こものみ市の開催です。しなの鉄道が、こものみ市に出店し、鉄道部品などをお寺で出品します。また、お寺で長野県に縁のあるアーティストのライブステージTeLIVE(テライブ)も見どころです」
「(アイデアきっかけや苦労した点は？)小諸の駅周辺に多くの寺社があることに気づき、人の回遊につながるのではと考えました。各寺社をまとめあげて、ひとつのイベントに仕立てたことがとても苦労しました」
＜主催＞
小諸マチナカ回遊プロジェクト実行委員会
＜企画・協力＞
旧北国街道沿いの各寺社・各店舗、しなの鉄道、与良館、こもろ観光局、こもろ観光ガイド協会、小諸商工会議所青年部
＜事務局＞
株式会社URリンケージ、企画屋かざあな
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