駅員経験のあるザバック(@theback_blog)さんは、Twitterやブログにて駅員を主人公にした漫画などを中心に公開している話題の漫画家。ユニークな動物のキャラクターが多く登場し、駅員の日常が垣間見えるような作品ばかりだ。今回は、ブログに投稿された「100日後にやめる契約駅員さん」の中から、あるクレーマーのその後のエピソード漫画を紹介。著者のザバックさんに実際に対応した最強のクレーマーなどについても聞いた。
ある日、ペン助の元に笑顔で挨拶にやって来るお客さん。そのお客さんに気付いたペン助は『また来たよ、田中の野郎。今日はどんなクレームだ?』と心の中で思う。このお客さんは田中さんという方で、他の駅員漫画でも登場した厄介なクレーマーだ。
すると、田中さんは「今まで本当にすいませんでした」と謝るではないか!?その状況に驚くペン助。田中さん曰く「数日前病院に行ってきました。どうやら頭の病気だったようで、薬を飲んだら今までのことが間違いだと気づきました…」とのこと。
その後、田中さんがペン助の前に現れることはなかった。仕事中にクレーマーを対応することはよくあるが、『もしかしたら病気が原因の人がいっぱいいるのかもしれないな…』と思うペン助であった。
SNSやブログでさまざまな駅員漫画を投稿しているザバックさん。今回は、ザバックさんに実際に対応した最強のクレーマーなどについてインタビューした。
――さまざまなタイプのクレーマーがいると思いますが、ザバックさんが経験した中でどんな方が最強のクレーマーでしょうか?
「一番厄介という意味であれば、暴力を振るうクレーマーですかね。相手にしたくはないのですが、殴られたり制帽を奪われたり、物を投げつけてきたりします。もちろん、警察に助けてもらいますけどね。警察が来てくれるまでは、本当に怖いです」
――駅員になるには、どのような人が向いていると思われますか?
「僕は辞めた人間なので偉そうなことは言えませんが、『福利厚生に満足できる人』『先輩や上司と上手くコミュニケーションが取れる人』だと思います。逆に同期や後輩が辞めた理由は、『お金と休日と人間関係』などでした」
取材協力:ザバック(@theback_blog)