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貸したはずのお金が返ってこない!?依頼者を助けるも恩を仇で返される夜逃げ屋スタッフの悲しい実体験…【作者に聞いた】

  • 2023年4月11日
  • Walkerplus

子供の頃から漫画が好きで、ユーモア溢れる漫画を描いている宮野シンイチ(@Chameleon_0219)さん。Twitterにて公開された「夜逃げ屋日記」は、DV被害などに遭う依頼者を夜逃げさせた実話を基に描かれ、今回紹介する漫画も1500いいねを超える人気漫画家だ。今回は、Twitterに投稿されている中から「夜逃げ屋日記」の第14話を紹介するとともに、お金を返さない人や社長の勘についても詳しく聞いた。


宮野は依頼料に相当するお金が入った封筒を依頼者の大崎さんに渡す。そして、「返すときはそこに振り込んで…」と言いかけると、大崎さんと息子のソウスケ君はいきなり泣き出して感謝する。

大崎さんが「いつ頃お返しすればいいでしょうか?来月15日には給料が入るんですが…」と話すと、宮野は「それまで待ちますよ」と伝えて借用書を渡す。すると、大崎さんは「私がいきなり依頼料を持ってきたら、社長は絶対怪しむと思うんですけど」と言うではないか。そして、「その時これが出てきたら誤魔化しようがないというか…そうなったらあなたの立場が…」と宮野を気遣う大崎さん。

そこまで考えていなかった宮野は、万が一見つかれば今後の取材も何もかも打ち切られると思いはじめる…。すると、大崎さんは「受け取ってください。私の全財産です」と言い、数枚の千円札と小銭を宮野に見せる。

そして、「こんなに人にやさしくしてもらえたの初めてで…だから絶対あなたのこと裏切りません」と言うと、宮野にお金を渡すのであった。「どうかそのお金を貸してください。お願いします!」と宮野の目を真っすぐ見て言う大崎さん。

大崎さんの夜逃げは無事に終わったが、約束した翌月15日になっても貸したお金は一円も戻ってこなかった。約束と違うと思った宮野は、大崎さんの新居を訪ねることに。インターホンを鳴らすと大崎さんが出てきたので、貸したお金のことを話す宮野。

すると、大崎さんは宮野を見て「誰ですか?あなた」とまるで知らない人のように言うではないか!?その言葉を聞いた宮野は、「え?あ…いや宮野ですよ。宮野シンイチ。先日お金貸したでしょ?」と話すと、大崎さんは宮野を突き放すように肩を叩くと、「気持ち悪い」と言う。そして最後に「死ね」と言い放ち、家の扉を閉められてしまう。

恩を仇で返された宮野は、頭に血がのぼり何度もインターホンを鳴らす。ドアの前で待つこと3時間。宮野のもとへ2人の警察官がやって来て、「警察なんですけど、この部屋の人から通報がありましてね。不審者に付き纏われて困ってるって」と言うではないか。

宮野に身分証を提示するよう求める警察官。宮野は警察官に事情を話し、「借用書とかあるの?」と聞かれるも借用書がなかったため、「貸した証拠がないなら、君が嘘ついているかもしれないじゃん」と言われてしまう。宮野はクレジットカードを握りしめて、静かに泣くばかりであった…。

大崎さん家族を夜逃げさせるために、親切心でお金を貸してあげた宮野。しかし、そのお金が返ってくることは決してなかったのだ。依頼者に裏切られた悲しい実話だが、今後はどんな展開になるのか気になるところ!

現在も夜逃げ屋のスタッフとしての顔を持つ宮野シンイチさん。今回は、宮野シンイチさんにお金を返さない人や社長の勘についてインタビューした。

――大崎ノブコさんのように借りたお金を返さないような人について、どのように思われますか?

「怒りを通り越して呆れるとよく聞きますが、その時は通り越さずに怒りの感情でいっぱいでした。ただ、警察が来るとさすがに冷静になり、絶望しました」

――宮野シンイチさんから見て、社長の勘は鋭いと思いますか?

「めちゃめちゃ鋭いです。動物的な勘が備わっているのだと思います」



取材協力:宮野シンイチ(@Chameleon_0219)

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