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「ディープキス」「ピアス」「ペットボトル」は英語じゃなかった!?実は意味が伝わらない英語40選

  • 2023年4月24日
  • Walkerplus

こんにちは。クイズを愛する2児のサラリーマンけんたろ(@kenlife202010)です。クイズ好きが高じて、日本語や雑学に興味を持つようになり、Twitterではクイズを中心に言葉の知識や雑学ネタを発信しています。

こちらでは「言葉にまつわる知識」をテーマに、よくある日本語の間違い、実は知らない身近なモノの名前、漢字、社会人としての言葉、言葉の雑学などをお伝えしていきます。

今回は「実は意味が伝わらない英語?な言葉」です。

日常の中には、英語だと思っている和製英語や英語以外の外来語由来の表現がたくさん潜んでいます。日本でみんなが使っているからと、当たり前のように海外で使うと全く伝わらなかったり、違う意味に捉えられたりします。よく考えると確かにおかしな表現であるものがたくさん。

日本人同士のコミュニケーションなら何も問題なくても、外国人と話す時には本来の英語に切り替えてコミュニケーションをとれるように是非知っておきましょう。

今回はそんな英語?な単語の中から40個紹介します。

ディープキス:
舌を絡ませるような濃厚なキスをディープキスと言いますが、これは伝わりません。正しくは、french kissです。日本では軽いキスのことを指すので真逆の意味合いです。

ピアス:
耳などに穴をあけてつけるアクセサリーですが、英語のpierceには「突き通す」という動詞の意味しかありません。正しくは、earringsもしくはpiercingです。逆に日本で言う「イヤリング」を伝えたい時はclip on earringです。

ペットボトル:
ペットボトルのペットとはPETのことで、合成樹脂であるポリエチレンテレフタレート(polyethylene terephthalate)の略です。つまりPETを材料にしている容器なのでペットボトルと言います。しかし、これは日本のみの名称で海外では伝わりません。正しくは、plastic bottleです。

アンケート:
これ実はフランス語です。正しくは、questionnaireです。

リュックサック:
これ実はドイツ語で、「後ろに背負う袋」を表します。正しくは、backpackです。バックパッカーとかよく聞きますよね。

ガソリンスタンド:
スタンドには「売店」の意味があり、昔はガソリンをタンクローリーで移動販売していたことから「ガソリンの売店=ガソリンスタンド」となったようです。正しくはアメリカではgas station、イギリスではpetrol stationです。

オーダーメイド:
顧客一人ひとりの要望に合わせてモノを作ることをオーダーメイドと言いますが、これは伝わりません。正しくは、custom-madeもしくはmade-to-orderです。ちなみに反対の意味の既製品を「レディーメイド」と言いますが、これは英語でもready-madeです。

フロント:
ホテルなどの受付をフロントと言いますが、英語のfrontには「前」の意味しかなく伝わりません。正しくは、front deskもしくはreceptionです。

サラリーマン:
これはsalary(給料)+man(人)、つまり給料をもらう人という意味で作られた和製英語です。正しくは、company employeeやoffice workerと表現します。ただ、実際には「ご職業は何ですか?」と聞いて返ってくるのは、doctorやteacherなどの専門もしくは会社勤めであればgeneral managerなどの役職だそうです。

モーニングコール:
ホテルに電話で起こして欲しい時に頼むサービスですが、海外だと「午前中の訪問」と捉えられてしまうかもしれません。正しくは、wake-up callです。

スキンシップ:
育児などでも大事なスキンシップですが、英語圏ではかなり性的な意味合いを持つそうです。正しくは、physical contactです。

クーラー:
夏の暑い部屋を涼しくするクーラーですが、海外の人が聞くとクーラーボックスのことをイメージするそうです。正しくは、air conditionerで、よく言うエアコンはこの英語の略語です。

アルバイト:
これ実はドイツ語で「仕事」「働くこと」を意味します。第二次世界大戦中にユダヤ人を収容した強制収容所の門には”ARBEIT MACHT FREI”と書かれており、「働けば自由になる」を意味します。英語で正しくは、part-time jobもしくはside jobなどと表します。

マロン:
実はフランス語。英語圏では料理で使われる材料の時しか使われないそう。正しくは、chestnutです。

クレーム:
クレームはclaimですが、本来の意味は「主張する」「要求する」です。クレームをつける人を「クレーマー」とも言いますが、そのような英語は存在しません。正しくは、名詞ならcomplaint、動詞ならcomplainです。

マスク:
コロナで着けるのが当たり前となったマスクですが、海外でマスクというと顔を覆う仮面を表すので伝わりません。正しくは、医療用と言う意味合いでsurgical maskと言います。

シャーペン:
これはそもそも「シャープペンシル」の略で日本独自の名称です。明治時代に日本に入ってきた時は「繰り出し鉛筆」と呼ばれていましたが、大正時代に「エバー・レディー・シャープペンシル」という商品が発売されて以降「シャーペン」の名前が一般化しました。正しくは、mechanical pencilです。

マンション:
日本では中高層集合住宅のことをマンションと呼びますが、海外でmansionと言うとお金持ちが住んでいる豪邸を表すため誤解を招きます。正しくは、apartmentもしくはcondominiumです。

フライドポテト:
揚げているポテトということで一見正しく思えますが、海外でfried potatoと言うと丸ごと揚げたジャガイモと捉えられるかもしれません。正しくは、アメリカではfrench fries、イギリスではchipsです。

タレント:
TVに出ている芸能人のことをタレントと呼びますが、英語圏でtalentは「才能(のある人)」を表します。正しくは、celebrityやTV starなどです。

コンセント:
配線から電気を得るためのプラグ用差し込み口をコンセントと言いますが、これは和製英語です。明治時代頃、差し込み口とコードが一緒になったconcentric plugというものがあり、差し込むほうをプラグ、差し込まれるほうをコンセントと言うようになりました。英語でconsentと言うと「承諾」を表します。正しくは、outletやsocketです。

ベビーカー:
赤ちゃんを乗せて移動するのに便利なベビーカーは、海外の人が聞くとbaby carとなり子供が乗るおもちゃの車だと勘違いしてしまいます。正しくは、アメリカではstroller、イギリスではpramやbuggyなどと言います。

ノートパソコン:
そもそもパソコンが日本独自の略語で、正しくはpersonal computerです。PCは通じます。正しくは、膝の上に載るくらいの大きさということでlaptopです。ちなみにデスクトップは英語でもdesktopです。

ナイーブ:
純粋さや傷つきやすさを表す時にナイーブと言いますが、英語のnaiveの本来の意味は「世間知らず」「お人好し」などネガディブなイメージの単語です。正しくは、sensitiveやdelicateなどです。

ソフトクリーム:
渦巻き型のアイスクリームをソフトクリームと言いますが、海外の人が聞くと、柔らかいクリームと勘違いします。正しくは、soft-serve ice creamです。ちなみにアイスと言うと氷となってしまうので合わせて注意が必要です。

アメリカンコーヒー:
浅煎りのコーヒー豆で淹れたコーヒーをアメリカンコーヒーと言いますが、これはアメリカ式のコーヒーという意味で作られた和製英語です。正しくは、regular coffeeです。焙煎度合いを細かく伝えるなら、light roastやmedium roastなどが該当しそうです。

マイナスイメージ:
英語ではnegative imageもしくはbad imageです。

ホームページ:
インターネット上でWebブラウザを開いた時に表示されるWebページや各Webサイトのメインページのことを日本ではホームページと呼んでいますが、海外ではwebsiteと呼びます。また、特定のWebサイトへの入り口に当たるページのことを日本ではトップページと呼びますが、海外ではこれをhomepageと呼びます。ややこしいですね。 

ピーマン:
これ実はフランス語でトウガラシを意味する“piment”から来ています。正しくは、green pepperもしくは bell pepperです。

ノルマ:
実はロシア語で、日本で使われている意味と同じく「やらなければならない仕事量」を意味します。第二次世界大戦後に日本で広まったとされ、英語ではquotaと表します。

ビジネスホテル:
出張時などによく利用する割安のホテルですが、英語圏ではBusinessmanというと、CEOなどの偉い方を指すため少し高級なホテルを表します。飛行機のビジネスクラスと同じ理由です。正しくは、budget hotelもしくは単にhotelなどです。

トイレ:
英語でも「便器」「便所」を意味するのですが、下品なイメージを与えてしまします。正しくは、restroomもしくはbathroomです。restroomは公共の場、bathroomは家の中のトイレを表します。

シール:
裏にノリがついているものをシールと呼びますが、海外の人が聞くと印鑑のことなどをイメージします。正しくは、stickerです。日本でもステッカーと呼ぶこともありますよね。

ミシン:
英語ではsewing machineと言いますが、幕末に日本にペリーが持ち込んで以降、このmachineの発音を「マシン」ではなく「ミシン」と読み違えたことからついた名前のようです。

シュークリーム:
実は語源はフランス語で「クリームの入ったキャベツ」という意味です。英語圏の人が聞くと、shoe cream(靴磨き用のクリーム)と勘違いします。正しくは、cream puffです。

ゴールデンタイム:
TVの視聴率が高い19時から22時頃までの時間帯をゴールデンタイムと呼びますが和製英語です。正しくは、prime timeです。primeには「最高級」という意味があり、よく聞くところではAmazonプライムなどがありますね。

アトピー:
かゆみを伴う湿疹が慢性化する皮膚の病気であるアトピー性皮膚炎のことを、医療用語でもatopic dermatitisと言いますが、アトピーでは英語圏では伝わりづらいそうです。一発で伝えるには、eczema(エクジーマ)です。

バージンロード:
花嫁が教会で祭壇に向かって歩く通路をバージンロードと言いますが、これは日本の結婚式場業界がつけた和製英語です。英語圏でvirginはあまり口に出さない単語らしく、またroadも道路を表すため教会の通路を表現するのには不適切です。正しくは、wedding aisleです。

レンジ:
電子レンジのレンジはrangeから来ており「範囲」の意味の他に一応「(調理器具としての)レンジ」がありますが、英語圏では伝わりません。正しくは、microwave ovenで一般的にはmicrowaveと呼ばれているそうです。電磁波を利用して食品を温める原理に基づいたネーミングです。

ドンマイ:
ミスした相手を励ます時に「気にするな!」という意味で、“Don’t mind.”を略した言葉ですが、励ましの言葉では伝わらず、「構わない」という意味で伝わってしまいます。正しくは、“Never mind.”もしくは“Don’t worry about it.”です。


いかがだったでしょうか?普段何気なく使っていた英語だと思い込んでいた言葉が多かったのではないでしょうか。

本来の英語と意味が異なるもの、そもそも英語には存在しない言い回し表現などさまざまあります。日本人の独特なネーミングセンスによるものなどもあり、英語圏の国に逆輸入したいくらいです。身の回りの英語?が本当に海外で使えるものかどうかを調べるのも面白いので、英語学習の1つの手段にするといいのではないでしょうか。

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