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マロ眉&公家風のルックスから劇的変化!『信長の野望』に見る“今川義元”グラフィックの変遷

  • 2023年2月11日
  • Walkerplus

現在放送中のNHK大河ドラマ『どうする家康』。2月5日放送の第5回では、本多正信、服部半蔵も登場。捕らえられた瀬名を救出するべく、決死の奪還作戦がくり広げられ話題になった。そんな本作の主演は徳川家康を演じる松本潤だが、織田信長役は岡田准一、武田信玄役は阿部寛と、著名な武将を演じる俳優陣の顔ぶれも豪華で、こちらも見どころのひとつとなっている。


そこで本記事では、戦国武将の描かれ方がどう変遷してきたのかを、歴史シミュレーションゲーム「信長の野望」シリーズを手がけているコーエーテクモゲームスの協力を得てフィーチャー!2022年7月21日に発売された最新作、シブサワ・コウ40周年記念作品『信長の野望・新生』の武将グラフィックと、1980年代に発売された初期作(PC版)のドット絵を見比べれば、40年の変化は一目瞭然。気になった方は大河ドラマと「信長の野望」シリーズを同時に楽しみ、武将たちの魅力を存分に堪能してみてはいかがだろう。

連載の第2回で特集するのは、『どうする家康』でも圧倒的な存在感を放ちながら、一話で退場となった今川義元。ちなみに義元といえば、マロ眉に公家化粧、作品によってはお歯黒も施していて、“公家風の戦国武将”というイメージが定着しているが、そうした特徴は「信長の野望」シリーズでも反映されている。初期作から2005年発売の第12作『信長の野望・革新』までは、すべて公家風のグラフィックで、第11作『信長の野望・天下創世』(03年)のみ、口髭を生やしたビジュアルになっている点がおもしろい。

また、第8作『信長の野望・烈風伝』(99年)からグラフィックの解像度が上がり、顔画像もこれまで以上に細かく描き込まれるようになったことで、公家化粧がより明確に認識できるようになった点も特徴的なポイントといえる。

こうした流れが続くなか、義元のビジュアルは2009年発売の第13作『信長の野望・天道』で劇的な変化を遂げることに。2007年放送のNHK大河ドラマ『風林火山』において、谷原章介氏が爽やかな風貌の義元を演じたことが直接の理由…かは定かではないが、スマートな青年風のグラフィックになり、第14作『信長の野望・創造』(13年)でも同様の容姿となっている。

そして3つ目のパターンとなるのが、第15作『信長の野望・大志』(17年)および、最新作『新生』で描かれている、甲冑を着こなした戦国武将らしい出で立ちのグラフィック。精悍な顔つきに加え、品のあるたたずまいも印象的なビジュアルなので、こちらの容姿が世の中に広まれば、義元の人気は急上昇するかもしれない。

『どうする家康』ではすでに退場してしまった義元だが、ゲームのなかならいつでも会えるので、彼とともに天下取りの道を歩みたい…という人は、発売中のシリーズ最新作『信長の野望・新生』をプレイしてみてはいかがだろう。


取材・文/ソムタム田井

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