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「私だって工夫してるのに」褒めてもらえないと泣き出した先生!授業は当たり前と思われ、努力も虚しい教師のリアルな本音を暴露!?

  • 2023年1月8日
  • Walkerplus

先生は「わかりやすく」「面白い」授業にしようといろい工夫を凝らしても、生徒からどう思われているかわからない。授業は当たり前だと思われ、どんなに頑張っても報われない教師の本音をコミカルに描いたバニラ芭蕉(@vananatamago)さんの「授業中に先生が赤ちゃんになる話」を紹介しよう。



■無駄話をしない真面目なクラスはちょっとつまらない!?
淡々と授業を進める中で「今までのところで質問ありますか?」という先生。しかし、このクラスは無駄話もしないし、生徒も真面目で頭がいい。理解力があるため、誰も質問をしないのだ。静まり返った教室で先生は再び聞く。「じゃあ、これ以外のところで質問はありませんか?」とーー。

すると生徒は「こんなに頻繁に質問する理由がわかりません」と答える。さらに「今日の授業進むの遅くないですか?」と追いうちをかける。先生は「いい質問ですね。今日は他のクラスと進行度合いを合わせるために手を抜きました」と暴露した。

「このクラスは、理解が早いから進むのが早くて」と、先生が褒めると「出た。先生がするクラス単位の褒め」と生徒たちはクールに対応する。

そんな問答を繰り返していると、自分が教師として求められていないことを知り、先生は「授業なんてあって当然のものだから、褒めてもらえることなかなかないんですよー!」と言って泣き始めた。

本当は授業の感想を生徒から聞きたかったという先生。クラスの生徒らは実にクールで「コメントシートって割と大事なのかも」などと先生のフォローを始める…。

長く授業を受けていると、「今日の授業、ムダ話してるだけで終わったな」という神回がたまにある。そこに教師や生徒の本音をぶちまけるというコミカルな演出を加えたのが、バニラさんの作品だ。


■エピソードもちょっと変なキャラも実話に肉付けされて描かれている
見た目は可愛いのに、どこかクセのある登場人物。今回の先生は教師としては失格だが、話している内容には人間味があり「まあ、実際こういう先生もいそう」だと思わせる。そんなキャラクター設定についてバニラ芭蕉さんに聞いたみた。

「友人としてはちょっと嫌だけど、知り合いの知り合いとしては楽しい、という性格のキャラクターを目指しています。知り合いの知り合いとして聞く分には面白いエピソードを持つ人物だと思うので、そういった“直接関わりたくないけど、Twitterなどで見かける分には面白いかな“という人物を描けるように意識しています」(バニラ芭蕉さん)

また「発想やネタは、基本的には友人や家族との会話やそのエピソード」だという。今回の先生の話に関しては「大学生の友人が教育実習に行った時の話を参考にしています」。実際のエピソードが基盤になっているので、読んでいる方も「あるある感」が出るのだろう。

バニラ芭蕉さんの作品は、ついついコメントしたくなる&思わずツッコミたくなるラストが待っている!「なんだよそれ!」「え、マジ!?」と思ったら、まんまとバニラワールドに引き込まれている証拠だ。バニラ芭蕉さんの他の作品は、BOOTHでも読むことができるぞ。



取材協力:バニラ芭蕉(@vananatamago)

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