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初デートで「別れよう」!?“結婚を前提にした別れ話”にこめられた真意が素敵「優しさに満ちた発言」

  • 2022年12月25日
  • Walkerplus

恋人と付き合って初めてのデート。忘れられない特別な思い出になるだろうその日に、まさかの別れを切り出されてしまった!?一見不吉な言葉の裏に、真剣な思いを感じられる“別れ話”を描いた漫画が「素敵な人」「凄く合理的」「良い人と巡り合ってる」と反響を呼んでいる。

■「2人の時間を楽しむことに費やしたい」恋人からの真面目すぎる提案があたたかい
話題になったのは、オリジナルの漫画を数多く描いているさく兵衛(@sakubetaro)さんが、自身のTwitterに投稿した「初デートに別れ話をした話」。

さく兵衛さんが恋人と付き合って初めてのデートに出かけた時のこと。緊張しながらも二人の時間を楽しんでいたさく兵衛さんは突然、恋人から「別れよう」という耳を疑う言葉をかけられてしまう。

もちろんそれはその場で別れるのではなく、条件付きの提案。この先1年付き合っても、お互いに結婚の意識が芽生えない時は交際を解消しようというのだ。

実はさく兵衛さんは以前、両親に挨拶まで済ませていた男性と、結婚を先延ばしをされた末の破局を経験していた。一方、この当時の恋人は真逆で、「俺は付き合う事は結婚を前提にしか考えられない」と交際の行く末に対して真剣そのものだった。

そんな恋人が、「1年付き合っても」という期限を区切ったのにはいくつか理由があった。1つは、結婚までの見極めに時間をかけたら、その分さく兵衛さんの時間を奪ってしまうから。もう1つは、泣いても笑っても1年後に答えが出ると分かっていればやきもきしないで済むからだった。

そんな合理的な条件とともに、「この1年間は何も考えずに2人の時間を楽しむことに費やしたい」と笑顔で申し出る恋人。その真面目さについ笑ってしまいながらも「すごく良い」と思ったさく兵衛さんは、今でもその恋人と夫婦として暮らしているのだった。

■なかなか先の見えない「結婚」。先送りしなかった姿勢に感心
相手のことをきちんと考えた上での、どこまでも前向きな別れ話を振り返ったエピソード。作者のさく兵衛さんが、3年前に描いた漫画を、今年11月22日の「いい夫婦の日」に合わせあらためて公開した作品だ。

さく兵衛さんによると、この出来事は「当時、このエピソードを人に話すと賛否両論だった」とのこと。その当時、「漫画にしたら面白がってくれるかもしれない」と思い作品にしたという。

“別れ話”をされた時の心境を聞くと「驚きました。しかし同時に潔いなとも思い、不快感はなかったです」と、真摯な態度に好感があったというさく兵衛さん。そんな現在の夫は「意外と普段はおちゃらけてますが、些細なことでもきちんと話し合って決めてくれます」と、さく兵衛さんを尊重した態度は変わらぬままだそう。

最後に、さく兵衛さんに制作当時から3年経った今、あらためて作品を振り返ってもらった。

「『選択をする』というのはその責任を負うということで、特に人生の節目の1つである『結婚をするかどうか』という選択は、なかなか決めにくい人が多いんじゃないかなと思います。今振り返ってみると、そんな中で問題を先送りにせずに、最初にゴールを提示してくれた姿勢に感心して結婚を決めた気がします」

付き合い方や結婚観は人それぞれながら、誰しも決して軽くはない「結婚」という選択。そこに目を背けずきちんと向き合ったがゆえに、どこかユニークで、とても素敵な付き合い方だ。

取材協力:さく兵衛(@sakubetaro)

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