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上質な乗り心地を体験!フェアレディZ、エクストレイル試乗会リポート

  • 2022年12月23日
  • Walkerplus

長い歴史を誇り、多くのオーナーから愛されている日産の人気車両、フェアレディZとエクストレイル。それらの最新モデル(フェアレディZは7代目、エクストレイルは4代目)の試乗会が、2022年12月14日に東京都内で行われた。

本記事では、各車両の具体的な特徴を解説しつつ、試乗会参加者たちに聞いた率直な感想も併せて紹介する。購入を検討している方は、参考にしていただきたい。

■フェアレディZ

フェアレディZの7代目となるモデル、その最大のPRポイントは“エンジンが新しくなった”こと。ツインターボエンジンを搭載することで、パワーは歴代最高の405馬力に!とはいえ、エンジンパワーは大きくなったものの、車を操る喜びや、運転していて楽しいと感じる要素はしっかり残っているそうで、グローバルコミュニケーション本部 グローバルエクスターナル広報部 主担・伊藤俊氏は以下のように話す。

「パワーがあるだけだとコントロールが効かず、足回りもガチガチになってしまいますが、フェアレディZではそういったことは起こりません。ハンドルを切るときに、自然と車がロールするような。荒れた路面でも堅い乗り心地ではなく、しっかりサスペンションが働いて、衝撃を吸収して。柔らかい乗り心地を実現しています。街中はもちろん、荒れ地であったり、高速道路を飛ばす際なども気持ちよくご乗車いただけることを第一に考え、開発に当たりました」

そしてもう1点、9速ATを搭載している点も、最新モデルを語るうえで欠かせないポイント。9速のため燃費がよく、細かく変速もできるので滑らかな走行が可能に。これにより、長時間の運転でも疲れにくい仕様になっているという。

また伊藤氏によると、車両のデザインそのものにも多くのこだわりが込められているそうで、こちらについては以下のように話してくれた。

「デザイン面では随所に、歴代Zシリーズへのオマージュを取り入れています。とはいえ、過去のデザインをそのまま踏襲するのではなく、“それをベースにして、現代風にアレンジしたらどんな表現になるのか?”ということを意識していて。オーナーの皆様には、ひと目でフェアレディZだと認識していただけるように、それでいて、新規のお客様にも振り向いていただけるような、レガシーと新しい要素が融合したデザインを心掛けました。

それとパフォーマンス面では“どんなシチュエーションでも楽しんでいただける”ということも、開発の目標にしています。格好よくて、速くて、音もいい。この3点が揃っているスポーツカーは満足感が高く、乗ることで高揚感も持てるので、より高い次元でそれらを実現したのがこちらのフェアレディZになります」

■エクストレイル

エクストレイルのコンセプトは“タフギア”。アウトドアでもガンガン乗り回せる、信頼できる相棒のような存在として親しまれてきた同シリーズだが、4代目となるモデルでは、そこに新しく“上質さ”をプラス。タフであることはもちろん、よりスタイリッシュにアウトドアを楽しみたいというオーナーの要望を取り入れ、このコンセプトに落ち着いたという。

なお、こちらの上質さを構成するのは、“静かな空間”、“乗り心地のよさ”、“質感”の3点だそうで、新開発のテーラーフィットシート(人工の皮革)や、随所にあしらわれた木目調のデザインといった内装のグレードアップは“質感”の向上に該当している。

そうしたコンセプトと併せて、技術面でもPRポイントとして推しているのが、VCターボ、e-POWER、e-4ORCE(Eフォース)という3つの要素。

VCターボ(可変圧縮比エンジン)とは、1.5~2.8リットルの間で、エンジンの排気量を自動的に変化させるエンジンの名称。本来であれば、排気量が少ない場合、パワーは出ないが燃費はよくなる。逆に排気量が多い場合、燃費は悪いがパワーは出る。そうした相反するふたつの要素を一つのエンジンで体現したものが、こちらのVCターボとなる。

ちなみに今回のエクストレイルに搭載されたVCターボは発電機の役割を果たしているためタイヤと直接つながってはいない。エンジンで発電した電気をバッテリーに貯めて、それをモーターに送ることで初めて駆動する仕組み(e-POWER)になっている。これにより車両には静粛性が寄与され、電気自動車のようなレスポンス・加速性も楽しめるようになるというわけだ。

そしてもう1点、e-4ORCEとは、フロントとリアに1つずつ、計2つのモーターと4輪のブレーキを統合制御することで日常の走行から雪道などでの走行まで車の動きを安定させる技術。2つのモーターによる四輪駆動の場合、前後のモーターのトルク配分をコントロールすることで、コーナリングやブレーキをかける際の衝撃が大幅に緩和される。

これらの3つの技術により、静粛性や乗り心地のよさは大幅に向上。デザイン面でのこだわりも相乗効果をもたらし、エクストレイルの“タフで上質”というコンセプトを体現するに至っている。

■試乗会参加者の感想
フェアレディZについて

「加速があるが振動は少なく、街乗りと旅行などにも行きたくなるワクワク感を感じた」
「過去のモデルのオマージュというだけあり、少しレトロ感を感じるバックライトがかわいい」
「車内は狭いと思いきや、2人がゆったり乗車できる広さがあり、スポーツカーのイメージが変わった。もう少し狭いと思っていた」
「10分ほどのショートドライブだったが、もっと乗りたいと思える体験ができた」

エクストレイルについて

「4WDだが足回りがスムーズで静か。街乗りに最適だと感じた。実際、揺れも少ない」
「カラーバリエーションが豊富。試乗したシェルブロンドはオシャレで、幅広い層から好かれそう」
「デジタルのバックミラーの車は初めて乗ったのだが、視野が広く、以外に見やすいと感じた」
「4人乗り+後ろのスペースも広く、荷物がけっこう載りますね」

取材・文=ソムタム田井

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