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映画館で仮想世界を駆け巡る!「サントリー天然水スパークリングレモン」の4DX広告動画を体験してみた

  • 2022年12月19日
  • Walkerplus

近年、日本各地の映画館に導入されつつある「4DX」。映画作品の持つ臨場感や迫力を最大限楽しむことができる体感型のアトラクションシアターで、シーンに合わせて動く「モーション・シート」や座席に搭載された「パンチ機能」、水や風が吹き付ける特殊効果によって、まるで映画の登場人物になったような感覚になれるのが特徴。現在さまざまな作品に用いられている。

そんななか、サントリー食品インターナショナル株式会社(以下、サントリー食品インターナショナル)は、2022年10月より公開した「サントリー天然水スパークリングレモン」の広告動画を制作。飲料をイメージした架空の遊園地「スパークリングパーク」をジェットコースターが駆け巡る動画で、Twitterでは公開より20万以上の“いいね”を獲得するほどの人気になった。そんなこの動画が、4DXでさらに臨場感あふれる映画館広告になって銀幕デビューを果たす。

今回は、12月16日~22日(木)の期間限定でユナイテッド・シネマ アクアシティお台場にて公開中のサントリー天然水スパークリングレモンの4DX映画館広告を体験してレポート。一体どんなものなのか?

■実際に映画館広告を4DXで見てみた!
実は、4DXでの映画鑑賞が初めてだった筆者。事前に「水が飛んでくる」「電気が走る」などさまざまな噂を聞いていたため、少しヒヤヒヤしながら劇場に到着。椅子に座ると普通の映画館と違い、まるでゲーミングチェアのようにしっかりしていて座り心地は抜群。振動が多いためか、体を固定するようなフィット感に感動を覚えた。

早速、CMの上映へ。画面にまず登場したのはWEBメディア「オモコロ」を中心に活躍するライター・ARuFa。今回の「スパークリングパーク」の案内人だ。自販機の3番目と10番目のボタンを10回押してバーを引くという“裏技”をすると、「WELCOME」の文字と共に画面がアニメーションに切り替わり架空の世界へ一直線。ジェットコースターに乗ってVR化したARuFaと一緒にパーク内を駆け巡る。

空間を突っ切るスピード感、そして動きに合わせて揺れ動く座席で、まるで本当にコースターに乗っているような感覚だった。水面に突っ込むと実際に水が飛んできたり、画面内で雷が落ちると場内のフラッシュが発光したりと、映像とリアルの世界がリンクして臨場感抜群。本当にスパークリングパークのなかを高速で駆け回っているような感覚になった。また、あまりのリアルな刺激に、場内では泣き出す赤ちゃんも。たしかに大人でも驚くような刺激的な演出だった。

最後は画面に現れたドラゴンをARuFaがレモンの弾丸で倒し、晴れた青空に「爽快」の2文字が映ってパークから帰還。そして現実世界に戻ってきてCMは終了した。今回の動画で印象的だった点は、「青空」と「水しぶき」の作り出す爽快感。どちらもサントリー天然水スパークリングレモンのイメージを象徴するものとしてCMに入れ込んだそうだ。空気や水中を突っ切って仮想空間を駆け抜けている爽やかさは、まさに炭酸を飲んだ時のような気分とよく似ている。

■サントリーが映画館広告にチャレンジしたワケ
このCM動画は、サントリーが最近話題の「メタバース空間」での飲み物の表現方法を考えて、飲用体験の新しいカタチを探る「飲むメタバースプロジェクト」の一環だ。“サントリー天然水スパークリングレモンをイメージした遊園地を作ったらどうなるか”という試みで、“実際にメタバース空間をイメージした世界を巡る”というコンセプトの動画が作られた。

今回、このCMを4DXにすることを発案したサントリー食品インターナショナルの伊藤正明さんは、「晴れわたる気持ちにスイッチできる商品の価値を表現したかった」と話す。

「メタバースを飲み物として落とし込んだ出口として、没入感のある体験を実現するために仮想空間に入っていくような映像体験の形になりました。今回CMを4DXにしたきっかけですが、洗濯カゴに入った子供がCMに合わせて揺られる動画がTwitterで話題になっていて、そこからヒントを得て4DXにしてみたらどうかと思い、実現するに至りました。当初はもっと揺れが強かったり水しぶきが強かったのですが、あまりに激しすぎたので調整しました(笑)」

また、CMの企画・制作を行った株式会社チョコレイトの栗林和明さんは企画のきっかけを話す。

「商品を象徴する『青空』と『レモン』、そして爽快感を体験できるような形にするため、アニメーションやサウンド、音楽、特殊効果の演出のなかを走り抜けるアトラクション『ダークライド』をイメージしました。そして仮想空間に入ることのできるメタバースを掛け合わせた結果、“架空の世界をジェットコースターで駆け抜ける”というコンセプトになりました」

今回の企画は、サントリーが新しい技術であるメタバースと向き合い、飲料の価値を体験できるにはどうすればよいかを考え抜いた結果だった。サントリーは「これからもブランドを五感で体験できる、みんなで感動をシェアできるような企画を行っていきたい」と考えているそうだ。今後のCM展開にも期待が止まらない。

「サントリー天然水スパークリングレモン」の4DX映画館広告は、12月16日の『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の公開に合わせて、12月16日から12月22日(木)までの期間限定でユナイテッド・シネマ アクアシティお台場にて上映前広告として放映。ぜひ、ここだけしか味わえないスリルたっぷりの爽快感を味わってみてはいかがだろうか。

取材・文=福井求(にげば企画)

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