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この人知ってる?【織田信長が重用した“黒人武士”】奴隷から武士となった黒人・弥助の生涯に「映画化してほしい」「逃げのびていてほしい」の声

  • 2022年11月20日
  • Walkerplus

織田信長に仕えていたという黒人武士・弥助。奴隷として仕え、武士として本能寺の変を迎える、数奇な人生を送った弥助の生涯を描いたYouTube漫画が話題を集めている。
【※注意】漫画の大筋は史実通りですが、創作あり、諸説あり、の内容となっています。


日本史や世界史のさまざまなエピソードを漫画化し、YouTubeに投稿している徳永サトシさん(@tokunaga0621)。興味深いエピソードとわかりやすい解説が注目を集め、動画投稿を初めて3年ほどで登録者数は10万人を超える人気の漫画家だ。

本作、「黒人武士・弥助の生涯~奴隷から信長家臣へ~」は、イエズス会の宣教師に仕えていたアフリカ出身の黒人奴隷が、織田信長に見出されて初の黒人武士となり、信長の最後を見届けるまでの話。

そんな弥助を取り上げた理由について、作者の徳永サトシさん(@tokunaga0621)に話を聞いた。

■異国の地でその身一つで活躍する様は、巷で流行っている異世界転生そのもの

弥助を取り上げた理由について徳永さんは、「戦国時代の日本に黒人の武士がいた、というインパクトから漫画にしたいと思いました。信長とのエピソードも面白く、漫画にしやすそうと思ったのも理由の一つです」と説明した。

弥助のどんな部分に惹かれたのかを聞くと、「異国の地で活躍するたくましさに魅力を感じました」と力説。続けて「弥助は日本人離れした体格と腕力で周囲の人々を驚かせました。『牛のように黒き身体』『十人力の剛力』とまで評されていたようです。異国の地でその身一つで活躍する様は、巷で流行っている異世界転生ものを彷彿とさせる爽快感があります」と語った。

漫画のラストでは「故郷に辿り着いた説が好き」とある。その理由については「故郷の地で自由に生きていて欲しいと思ったから」と、弥助への想いを吐露。

「これは弥助に限らないことなのですが、漫画を描いているとその人物に感情移入して好きになってしまうことが多いんです。そのため、諸説あって事実が不明確な時はその人物にとって幸せな方を妄想してしまいます。

“異国の地で暮らす”のと、“故郷に帰る”のとでは、弥助にとってどちらが幸せなのかを考えたときに、個人的には「故郷に帰る」方が弥助の幸せに繋がるのではないかと思い「故郷に辿り着いた説が好き」と書きました。あくまで私の主観であって、弥助がどう考えていたのかは想像するしかありませんが…」

弥助の最後はわかっていない。この漫画を読み、自分なりの“弥助の最後”に思いを巡らせてほしい。




取材協力:徳永サトシ(@tokunaga0621)

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