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スマホに手足が生えたらどうなる?荒唐無稽の設定で描かれるギャグ漫画が「謎の疾走感」と笑い呼ぶ

  • 2022年10月25日
  • Walkerplus

メッセージのやり取りや連絡先、写真にウェブの検索履歴まで、あらゆる個人情報が詰まったスマートフォンは半ば自分の分身のような存在。そのスマホが意思を持って動き出したら……。“スマホに手足が生えた”という奇抜な設定で描かれた短編漫画に「疾走感好き」「ツッコミ所が多い」と爆笑の声が集まっている。

■前触れなくスマホに手足が…。「第二の自分」と化したスマホに翻弄される
作者は、コミックヴァルキリーで『ヤンキー悪役令嬢 転生天下唯我独尊』を連載するかたわら、自身のSNSなどで個人制作の作品も精力的に発表する漫画家の赤信号わたる(@GoAkashin)さん。今回紹介するのは、10月にTwitterに投稿された「朝起きたらスマホに手足が生えてた話」という作品だ。

ある朝、目覚めると自分のスマホに手足が映えているのを見た鈴木。「えーなにこれ怪奇ー」と驚いた鈴木は、親友の菊池にひとまず相談することに。

話を受け、当初は鈴木の言うことを信じていなかった菊池。だが、目の前で腕立て伏せをしているスマホを見て「スマホが!?筋トレを!?」とドン引き。だがその光景に一つの閃きを得る。

実は鈴木は、クラスのアイドル的存在の小泉さんにアピールするべく、最近筋トレに凝っていた。菊池は「おそらくお前のデータを糧に自我を形成している」と、保存されたマッチョな男性の画像の影響でスマホ自身もトレーニングに励んでいると推理する。

手足の生えたスマホを、スマホモンスター略して“スマモン”と命名した菊池は、「鈴木を知り尽くし体現した第二の鈴木と言える存在」と、スマモンの本質を見抜く。それを証明するかのように、スマモンは勝手に自分の手と画面を使い、鈴木の嗜好に基づいて画像を検索するなど、データ譲りの自我を見せつける。

そして恐るべきことに、スマモンは二人の隙をついて窓から脱走してしまう。「歩く個人情報」と化したスマモンを野放しにするわけにはいかず、その行方を追う二人だったが――、というストーリー。

■実は恐ろしい?インパクト大の設定から生み出された物語
本作は、10月にKindleにて無料の電子書籍として刊行された「赤信号わたるの漫画交差点2」に収録されている一篇。「スマホに手足が生えた」というシンプルかつ荒唐無稽なアイデアから畳みかけるギャグに、Twitterでは1.2万件を超えるいいねとともに、「ずっと忙しい漫画」「謎の疾走感」「意味わからなすぎて大好き」と、ユーザーの笑いと混乱の反応に包まれた。

一方、「リアルだといろんな意味で怖すぎ」「AIの反乱だ」と、冷静に考えると社会的恐怖そのものの設定に戦慄するコメントも見られた。

画像提供:赤信号わたる(@GoAkashin)

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