「予想外のオチ」「これはよい大どんでん返し」と話題の一坊主(@konnamiraiwo)さんの『怪奇な小噺』より「エニシサン」を紹介する。本作は、駅のホームで主人公が気になっている女性に奇妙な男が近づくところから始まる。ホラーな展開かと思えば、予想を裏切るハッピーエンドに「もっと褒められるべき作品！」と多くの読者の声が届いている。
一坊主さんといえば、ウォーカープラスで『怪奇な小噺』の一作「開けないで」を紹介。家中のものをストックしている良妻の裏の顔を描いたスリルに大きな反響を呼んだ。
■反対のホームにいる可愛い彼女に近づくのは「異常者？」
毎朝、通勤時間に駅のホームの反対側に気になる女性がいる。主人公は、彼女をチェックするのが密かな日課。
そんなある日、彼女を見つめる奇妙な男性を発見。見ていると少しずつ彼女に近づいているではないか!?近すぎる距離感に驚きを隠せない主人公。しかし、その異様な光景に彼女も周囲の乗客も気がついていない。
「なんだあいつ！」と思った時、男がこちらを向いた。目が合った瞬間にホームに電車が到着し、反対側のホームが見えなくなってしまった。
昨日の怪しい男は一体どこに行ったのだろう？と、反対側のホームをチェックしてみる。彼女はいるが男の姿は見つからない。ホッと安心したのも束の間、自分の視界の端に異様に近い人の気配を感じて…。
本作はゾクリとするホラーもあるが、ラストはまさかのハッピーエンド！タイトルの「エニシサン」にも繋がるオチに「やられた！」「そうきたか！」と読者からの驚きコメントも多く届いている。あっと言わせる結末に「ほっこり」と感じるか「だとしても怖い！」と思うか、あなたはどちらだろうか？
